ポンドドルは再び下値模索に 根強い利上げ期待も景気への不安がポンドを圧迫=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのNY為替市場は、米雇用統計発表後の荒い値動きが落ち着くと、次第にドル買いが加速し、ポンドドルも戻り売りが強まっている。1.25ドル台に再び下落しており、チャートは21日線と100日線に上値を拒まれた格好となっている。再び下値模索のモードに復帰しそうな気配も出ているが、目先は1.25ドルちょうどの水準をブレイクし、200日線が控える1.24ドル台前半の水準を試しに行くか注目される。

 今週はブロードベント英中銀副総裁やピル英中銀チーフエコノミストらの発言が伝わっていたが、コアインフレを2%目標に引き下げるためには、政策が十分制限的な状態を長期間維持する必要があると警告していた。

 ただ、市場はポンド高の反応をさほど見せていない。金利上昇が住宅セクターや製造業の活動に重大な影響を及ぼしおり、英経済は景気後退を回避できないのではないかとの不安が高まってきている。人手不足と高い賃金上昇により、コアインフレがなお史上最高水準付近で推移しており、英経済の見通しは悪化している。

 一方、英中銀は9月の再利上げに向けて準備を進めており、市場でも0.25%ポイントの利上げが高い確率で織り込まれている。その場合、政策金利は5.50%まで上昇することになる。

GBP/USD 1.2585 GBP/JPY 184.00 EUR/GBP 0.8570

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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