NY株式17日(NY時間16:23) ダウ平均 33997.65(+13.11 +0.04%) S&P500 4373.20(-0.43 -0.01%) ナスダック 13533.75(-34.23 -0.25%) CME日経平均先物 32135(大証終比:+95 +0.30%) きょうのNY株式市場でダウ平均は横ばい。この日発表の9月の米小売売上高が予想を上回ったことで米国債利回りが上昇し、序盤はIT・ハイテク株中心に売りが先行した。米小売売上高は個人消費の底堅さを示唆した。 ただ、売りが一巡すると買い戻しが膨らみ、ダウ平均は一時プラスに転じる。下値では押し目買いも出るようで、底堅さを示す値動きではある。本日の小売売上高、先週のインフレ関連のデータなど強い米経済指標の発表が相次いでいるが、市場はいまのところFRBへの見方を大きく変えるまでには至っていないようだ。次回FOMCは据え置きを確実視しており、12月FOMCは見解が分かれている状況。 決算発表が今週から本格化し、取引開始前にジョンソン&ジョンソン<JNJ>、バンカメ<BAC>、ゴールドマン<GS>、ロッキード・マーチン<LMT>などが発表。バンカメはポジティブな反応を示したものの、他の銘柄は軟調な反応を見せている。ただ、決算への楽観的な見方は維持されている模様。 中東情勢の緊迫化は懸念材料ではあるが、外交努力もあり、いまのところ市場は様子見している状況。ただ、イランをはじめとする産油国にまで地域の緊張がエスカレートするのではないかという懸念は根強い。 エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>などの半導体銘柄が苦戦。バイデン政権が中国への高度AIチップの販売規制を強化する計画を発表した。 ディスカウントストアのダラー・ツリー<DLTR>が上昇。米大手証券のアナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。 サイバーセキュリティのネットスカウト・システムズ<NTCT>が大幅安。通期の1株利益と売上高の見通しを下方修正した。 衛星通信ネットワークのビアサット<VSAT>が上昇。大手銀のアナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。 経営再建中の台所用品のタッパーウェア・ブランズ<TUP>が大幅高。同社は取引開始前にゴールドマン氏がフェルナンデスCEOの後任として新CEOに就任する人事を発表。 石炭のラマコ・リソーシズ<METC>が大幅高。前日引け後に通期の石炭出荷のガイダンスを公表し、中間値を上方修正した。 「Timberland」や「The North Face」などのアパレルブランドを所有するVF<VFC>が上昇。物言う株主のエンゲージド・キャピタルが同社に資本参加し、負債返済のための事業売却を主張していることが明らかとなった。 滅菌ソリューションを手掛けるソテラ・ヘルス<SHC>が上昇。アトランタ地域の事業所から排出されたとされるエチレンオキシドに関連する79件の訴訟の和解で合意したと発表した。 ジョンソン&ジョンソン<JNJ> 156.09(-1.44 -0.91%) バンカメ<BAC> 27.62(+0.63 +2.33%) ゴールドマン<GS> 309.36(-5.03 -1.60%) ロッキード<LMT> 441.13(+0.72 +0.16%) ダラー・ツリー<DLTR> 115.37(+5.27 +4.79%) ネットスカウト<NTCT> 23.02(-4.58 -16.58%) ビアサット<VSAT> 21.57(+1.88 +9.55%) タッパーウェア<TUP> 2.18(+0.16 +7.92%) ラマコ<METC> 12.56(+2.81 +28.82%) VF<VFC> 18.45(+2.26 +13.96%) ソテラ<SHC> 14.22(+0.64 +4.71%) アップル<AAPL> 177.15(-1.57 -0.88%) マイクロソフト<MSFT> 332.06(-0.58 -0.17%) アマゾン<AMZN> 131.47(-1.08 -0.81%) アルファベットC<GOOG> 140.99(+0.50 +0.36%) テスラ<TSLA> 254.85(+0.93 +0.37%) メタ・プラットフォームズ<META> 324.00(+2.85 +0.89%) AMD<AMD> 105.14(-1.32 -1.24%) エヌビディア<NVDA> 439.38(-21.57 -4.68%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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