前週は安値から大きく切り返す展開になった。米長期金利の急伸で一時1820ドル 台前半まで下落していた相場だが、米長期金利の急伸一服で押し目買いが優勢になっ た。複数の米金融当局者が、市場金利の上昇で追加利上げの必要性が低下していること を指摘しており、米長期金利5%到達の可能性が低下したと評価されている。9月消費者 物価指数発表後は若干上値を抑えられる展開になったが、大きな影響は見られなかっ た。一方、13日の取引では突然に地政学リスクの織り込みが強化され、1900ドル の節目突破から1940ドル台まで急伸する展開になった。 今週も米金利上昇一服感と地政学リスクの高まりを背景に堅調地合が続こう。特に地 政学環境によっては一気に2000ドルを試す可能性まで想定しておく必要がある。ま ずは米金利動向だが、市場金利上昇が利上げ見送りの議論に直結している以上、長期金 利の5%台乗せはないだろう。小売売上高などの発表が行われるが、米金融政策見通しに 与える影響は軽微とみたい。金利抑制環境だけでも、じり高の展開が支持される。加え て、そこに地政学リスクが加わると上昇ペースが加速する。イスラエルのガザ地区に対 する進行強化に対して、特にイラン等が強い反応を示すと吹き上げる可能性まで想定し ておく必要がある。 予想レンジは1920〜2000ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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