ゴム午前=期近主導で続伸、期近高が上海安を相殺

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、期近主導で続伸。寄り付きでは、上海夜間安やNY原油安を受け
て、夜間取引の上げ幅を縮小させる展開となった。ただ、売り一巡後は、期近10月限
が続騰となっていることから、しっかりとした展開となっている。TSR20は出来
ず。

 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比0.5円安〜31.3円高。活発限
月の期中3月限は同3.3円高の262.9円、期先9月限は出来ず、推定出来高は
2091枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は350円超え】
 期近10月限の上昇が止まらない。産地の天候不順などを背景として産地価格の上昇
を手掛かりに、今日の午前中には351.6円まで水準を引き上げている。この1週間
で120円弱の暴騰となっている。
 ただ、上海ゴムは上昇はしているものの、この値動きを追っかけてはいない。また、
シンガポールゴムも同様に地合いは引き締めているが、上げ幅は限られている。JPX
ゴムRSS3号は、行き過ぎのようにみえる。また、内部要因が絡んでいる可能性もあ
る。10月限の納会日は来週25日であり、それまでにまで乱高下することを想定した
方が良さそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号はまちまちとなり、0.8セント安〜1.4セント
高、TSR20は売りがやや優勢で推移し、0.5〜0.3セント安。

 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営業日
比85元安の1万4715元となっている。

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