ゴム市況＝期近主導で続伸、終盤は上海ゴムがプラスサイド浮上し一段高

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
     　            ＲＳＳ３　　　　　   　　            ＴＳＲ２０
　 　 2023/10　　　  2024/03　   　 2024/09         2023/11      　2024/10
　 351.0　+31.3   265.2  + 5.6   260.0  + 7.0    221.0   0.0    223.0   0.0
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 　　　上海ゴム　　　　１月限  　14,830　　+ 30　　　（午後３時10分時点）
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【市況】
 ゴムＲＳＳ３号は期近主導で続伸。寄り付きでは、上海夜間安やＮＹ原油安を受け
て、夜間取引の上げ幅を縮小させる展開となった。ただ、売り一巡後は、期近１０月限
が続騰となっていることから、しっかりと推移した終盤になると、日中取引の上海ゴム
がプラスサイドに浮上したことから、一段高となった。ＴＳＲ２０は出来ず。
　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比変わらず〜３１．３円高、活発限月の３月限は同
５．６円高の２６５．２円、期先２０２４年９月限は同７．０円高の２６０．０円、総
出来高は３１３２枚。ＴＳＲ２０の帳入値は全限が同変わらず。
【上海ゴムがプラスサイドに浮上】
　１０月７日以降、ＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、期近主導で大きく水準を引き上げててい
る。ただ、その一方で、上海ゴムは上昇はしているものの、ＪＰＸゴムＲＳＳ３号ほど
の上昇はみせていない。昨日も高寄り後、買いが続かず陰線引けとなった。
　ただ、今日の上海ゴムは夜間取引で下落後、日中取引で地合いを引き締め、プラスサ
イドに転じている。これまで反応の鈍かった上海ゴムが、上値追いの展開となれば、Ｊ
ＰＸゴムＲＳＳ３号とスパイラル的な上昇となる可能性がありそうだ。
　ただ、期近が１週間で１２０円弱の暴騰となるほどのファンダメンタルズの変化があ
ったかは疑問が残る。期近の修正安には注意したい。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は総じて買いが先行し、０．８セント安〜２．９セ
ント高。ＴＳＲ２０もしっかりとした展開となり、０．４〜１．３セント高。
　上海ゴムは期近高・期先安。中心限月の１月限は、夜間取引では売りが優勢となり、
前日比１０５元安の１万４６９５元で取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は売り優
勢となったが、中盤以降は、徐々に地合いを引き締め、終盤にはプラスサイドに転じる
場面があった。

MINKABU PRESS

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