−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2023/12 490.00 492.75 487.75 489.00 - 1.00 2024/03 504.75 507.50 502.50 503.75 - 1.25 2024/05 512.75 514.75 510.25 511.25 - 1.50 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 164,080 181,935 1,356,760 (- 2,325) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(10月23日−10月27日) コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは概ね続落。終値の前営業日比は出来高の薄い期先4本が変わらず〜0.25 セント高だが、それ以外は1.75〜1.00セント安。中心限月の12月限は 1.00セント安の489.00セント。 前日、日中取引終了後に発表された作柄報告で収穫進展が確認できたことでハーベス トプレッシャーが強まった。また、黒海沿岸地域からの供給増加観測を受けて小麦が軟 調となったことも弱材料視されて売り優勢で運ばれた。 12月限は490セントで取引を開始した後は欧州の時間帯の時間外取引を終えるま で489セントを高下する足取りとなり、この中で487.75セントの安値を記録し た。シカゴの時間帯を迎えると492.75セントまで一気に浮上した後に安値に顔合 わせする振幅のある動きを見せた後、再度浮上したが490セント台に達すると売り直 され、この日の安値圏で終了。 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。 プレーンズでは南東部では低めの気温となっているが、西部ではこの時期にしては高 めの気温が広がっている。カンザス州東部を含めたプレーンズ東部および中部では降霜 が発生。一方、カンザス州西部では17日午後の最高気温は32℃前後に達している。 降雨の発生は無く土壌水分の乾燥が警戒されるものの、農作業には適した天気が広がっ ている。 コーンベルトでは、低めの気温ながら降雨の発生は無く冬小麦の作付とコーン及び大 豆の収穫が促されている。ウィスコンシン州からミズーリ州にかけての一部の地域で 17日朝方に降霜が発生。 米国南部では低めの気温となっているが、夏穀物の収穫及び冬小麦の作付に適した天 気が広がっている。オザークプラトー以北では降霜が発生。ただ、冬小麦産地では大西 洋沿岸地域以外の土壌水分は10月15日時点で50%以上が不足に達しており、乾燥 が警戒される。 現在プレーンズ北部を通過中の寒冷前線が週後半に中西部および東部に到達する見込 み。18日までに中西部北部で散発的な降雨が発生し、週後半にはミシシッピーリバー 東部に至る地域まで降雨が広がるだろう。今後5日間で最も雨量が多いのは北東部と見 られ、25〜50ミリ程度の降雨量が予想される。またこの雨に伴い中西部および北東 部の気温が低下する見通しとなっている。一方、プレーンズでは気温が上昇する見込み だが、プレーンズ中部および南部では今後5日間は降雨は発生しないと見られ、土壌水 分不足に対する警戒感が強まりそうだ。 6〜10日予報に関しては、10月22〜26日にかけて多くの地域で気温及び雨量 は平年並〜平年を上回る見込み。 シカゴ小麦は続落。北半球での春小麦の収穫が進行するなか、黒海沿岸地域からの供 給量の増加観測が重石となり売り優勢となった。期近12月限は一時568.50セン トまで軟化し、その後に下げ幅を縮小しながらも戻りは抑えられ、前日比6.75セン ト安の570.50セントとこの日の安値圏で終了した。 今日の材料 ・低めの気温ながら降雨の発生は無く冬小麦の作付とコーン及び大豆の収穫が進行。 ・ウィスコンシン州からミズーリ州にかけての一部の地域で17日朝方に降霜が発生。 ・寒冷前線が週後半に中西部および東部に到達する見込み。 ・18日までに中西部北部で散発的な降雨が発生し、週後半にはミシシッピーリバー 東部に至る地域まで降雨がだろう。 ・プレーンズ中部および南部では今後5日間は降雨は発生しないもよう。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。