−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2023/12 1,935.7 + 1.4 シカゴ大豆 2023/11 1,296.75 +10.50 NY銀 2023/12 2,302.4 +25.9 シカゴコーン 2023/12 489.00 - 1.00 NYプラ 2024/ 1 906.2 + 6.8 NY原油 2023/11 86.66 0.00 NYパラ 2023/12 1,146.70 -0.10 ドル・円 149.81 + 0.30 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は149.80円台で推移 NY時間の終盤に入ってドル円は149.70円台で推移した。NY為替市場は、9 月の米小売売上高が予想を上回る強い内容となり、米国債利回り上昇でドル円も買いの 反応が見られた。ドル円は149円台後半に上昇し、150円を意識する動きが見られ た。ただ、ドル高が強まる反応までは見られず、全体的に様子見の雰囲気が強かった。 中東情勢は依然として緊迫化しているものの、外交努力が続いていることもあり、市 場もひとまず行方を見守っているようだ。 19日にパウエルFRB議長が講演を予定。米小売売上高を含めて、インフレ関連指 標は根強いインフレを示唆しているが、市場はFRBの姿勢に変化はないと見ているよ うだ。議長の発言も同様の雰囲気になるとの観測も広がっている。 ◎NY貴金属=総じて上昇、金は米国債利回上昇が圧迫要因も小幅高 ニューヨーク金、銀は反発。 金12月限は小反発。時間外取引では、バイデン米大統領が18日にイスラエルを訪 問報道が圧迫要因となり、1940ドルが抵抗線ながら買いが先行となり、小高く推 移。日中取引では、9月の米小売り売上高が事前予想を上回ったことで米10年債利回 るが上昇したが、序盤、上げ幅を拡大した。1940ドル超えとなり、1944.5ド ルまで上昇。19日にパウエルFRB議長が講演を控え、利食い売りの動きもあり、前 半で上げ幅を削る動きとなった。米国債の利回り上昇が圧迫要因ながらも地政学的リス クやユーロ高・ドル安に支援され、小幅高で引けた。。 銀12月限は、時間外取引では小幅高で推移。日中取引は上げ幅を拡大し、2300 セント台を維持して引けた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは総じて小反落。 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、金・銀の小幅高に支援され、買い優勢とな り、900ドル台を回復して推移。日中取引では上げ幅を拡大した。金に対して割安感 もあり、堅調に推移した。 パラジウム12月限は、欧州時間に売り優勢となり、小安く推移。日中取引は方向性 を欠き、小安く引けた。 ◎LME=小幅安、英国の雇用情勢緩和期待も米高金利環境観測が相殺 アルミ3カ月物は小幅続落。2183.50ドルと買い先行で始まった。序盤に 2186ドルまで値を伸ばしたところを売られ、欧州の時間帯序盤には2158.50 ドルの安値に達した。英国の雇用情勢のひっ迫期待から安値を離れ、その後は買い戻す 動きが続くなか浮上したが9月の米小売売上高が強気の数字となり、プラスサイドの回 復には至らず小安く取引を終えた。 銅3カ月物は小幅反落。7974ドルで小安く取引を開始した後はアジア株高にも関 わらず転売を受けて下値を探る足取りを演じ、米国の時間帯を迎える頃には7891ド ルの安値に達した。ただ、米国の時間帯には米株の堅調を手掛かりにした買いを受けて 急伸に転じ、7995ドルの高値に到達したが、米国の強気な小売売上高が高金利環境 の長期化を予想させたうえ、米株式市場の反落に上値を抑えられプラスサイドに転じる ことなく引けを迎えた。 ◎NY原油=当限は横ばい、外交努力の成果を見定めへ ニューヨーク原油の期近はしっかり。 バイデン米大統領の18日のイスラエル訪問を控えて、市場参加者は外交的な努力が イスラエルと武装組織「ハマス」の停戦につながるのかどうか見定めようとしており、 期近限月の方向感は限定的だった。ただ、値動きからするとバイデン米大統領の訪問で 事態が好転に向かうとは見られていない。 9月の米小売売上高が堅調で、米金融引き締めの長期化や、米追加利上げを連想させ たことは原油相場の重し。金利負担の拡大により、需要下振れリスクが高まる。米小売 売上高を手がかりに米長期債利回りは5%の節目に再び接近している。 改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルは反発した。原油がしっかりと推移 し、石油製品も買いが優勢だった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は揃って続伸、コーンは概ね小幅続落 大豆は揃って続伸。 米国内の圧砕用としての大豆需要や輸出用としての需要増加期待が高まるなか買い優 勢で運ばれた。11月限は2ケタ高を維持して取引を終えたが、収穫進行が弱材料視さ れており、高値からは大きく上げ幅を縮小した。 コーンは概ね続落。 前日、日中取引終了後に発表された作柄報告で収穫進展が確認できたことでハーベス トプレッシャーが強まった。また、黒海沿岸地域からの供給増加観測を受けて小麦が軟 調となったことも弱材料視されて売り優勢で運ばれた。 MINKABU PRESS
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