23日の金相場は、週末に中東の地政学リスクの評価を大きく変える動きがみられ ず、利食い売りが先行した。週末リスクのヘッジポジションが解消されたことが窺え る。一方、米長期金利は一時5.0%に乗せて今年最高を更新した後、4.8%台中盤 まで急低下する荒れた展開になった。米経済の底固さ、国債増発懸念から米長期金利の 上昇傾向は続いている。一方、それに伴う金融市場の不安定化が米国債買いを通じて米 長期金利を押し下げる力も発生させている。米国債先物市場では、投機筋が大幅に売り 越しているだけに、著名投資家アックマン氏が米国債をショートカバーしたと明らかに したことも、金利低下を促した模様だ。仮に米長期金利の5%が金利高の限界として認 識されると、米国債ショートカバーが本格化し、米長期金利が突然に下げる可能性があ る。その際には、地政学環境に関係なく金相場は強含む可能性が高まる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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