シカゴコーン市況=出来高の薄い期先以外が続落、米産地や南米の降雨で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2023/12    483.50      486.00      476.75      480.00      - 4.00
   2024/03    497.75      500.25      491.50      494.50      - 3.50
   2024/05    505.25      508.50      499.50      503.00      - 3.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       290,740        253,087        1,401,898 (+ 1,948)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
=======================================
*米エネルギー省発表の週間エタノール統計(10月20日までの週)
 生産量:日量104万0000バレル (前週比   5000バレル増)
 在 庫: 2139万8000バレル (前週比28万6000バレル増)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*米気象庁発表の6−10日予報(10月31日−11月4日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 コーンは出来高の薄い期先以外が続落。終値の前営業日比は期先3本が0.75〜
1.00セント高だが、それ以外は4.00〜1.00セント安。中心限月の12月限
は4.00セント安の480.00セント。

 米産地では荒天となっている地域もあるが、これにより冬小麦産地の土壌水分の回復
が促されていることで小麦が大きく値を崩したことに追随する売りが見られた。また、
米ドルの高止まりや南米諸国での降雨も弱材料視された。
 12月限は483.50セントで取引を開始した後に浮上し、アジアの時間帯から欧
州の時間帯にかけての時間外取引のほとんどを483.50セントを下値支持線にして
の高下となり、その中で486セントの高値を付けた。シカゴの時間帯にかけて値を落
として476.75セントの安値を付けた後に買い戻されたが、プラスサイドの回復に
は至らずに終えた。
 10月20日までの1週間における1日当たりの平均エタノール生産量は前週から
5000バレル増加した104万バレルだった。一方10月20日時点のエタノール在
庫は前週から28万6000バレル増加した2139万8000バレルだった。
 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。

 プレーンズではモンタナ州で荒天となり、氷雨や強風が発生。気温も低下している。
ただ、この雨は発芽中の小麦にとって慈雨となっている。南部ではテキサス州から
カンザス州にかけてまとまった雨量を伴う降雨が発生。プレーンズ中部および南部の雨
で農作業のペースは鈍化しているが、ここ最近植え付けれた小麦にとっては恵みの雨と
なっている。

 コーンベルトでは、コーン及び大豆の収穫が行われている北部では低めの気温が広が
っている。一方、中西部のその他の地域では暖かな気温が広がっている。南部および
東部では降雨により収穫作業ペースが鈍化しているが、ミズーリ州などで作付されたば
かりの小麦にとって恵みの雨となっている。

 米国南部では高めの気温となり降雨の発生がないなか収穫作業が進行しているが、こ
れにより表土の土壌水分はさらに乾燥が進んでいる。
 今後はロッキー山脈北部からノースダコタ州にかけてまとまった降雪が見られるもよ
う。週後半にはプレーンズ北部の一部地域では最低気温はマイナス17℃前後まで低下
する見込み。一方、テキサス州中部からオハイオバレー下流にかけての地域では降雨が
見込まれる。コーンベルトでも25〜50ミリ程度の雨量が発生し、収穫ペースが鈍化
するものの、表土の土壌水分が回復するだろう。
 6〜10日予報に関しては、10月30日〜11月3日にかけて多くの地域で気温、
雨量共に平年以下〜平年並に留まる見込み。
 シカゴ小麦は期近が大幅続落。乾燥が懸念されている米産地で慈雨となっていること
で生育環境改善期待が強まり売り優勢で運ばれた。期近12月限は前日比12.00セ
ント安の568.50セントで終えたが、この日の下落で18〜20日にかけて記録し
た上げ幅をほぼ相殺した。
今日の材料
・コーン及び大豆の収穫が行われている北部では低めの気温が広がる。
・中西部のその他の地域では暖かな気温が広がる。
・コーンベルト南部および東部では降雨により収穫作業ペースが鈍化しているが、
 ミズーリ州などで作付されたばかりの小麦にとって慈雨となっている。
・今後5日間、コーンベルトでも25〜50ミリ程度の雨量が発生し、収穫ペースが
 鈍化するものの、表土の土壌水分は回復へ。
・10月20日までの1週間における1日当たりの平均エタノール生産量は前週から
 5000バレル増加した104万バレル。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。