プラチナ午前=プラチナは反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えら
れたが、円安を受けて押し目を買われた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが72〜91円高、プラチナミニが
67.5〜88.0円高、プラチナスポットが101円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万2974枚、プラチナミニが975
枚、プラチナスポットが5578枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは中国の景気刺激策などが支援】
 プラチナは中国の景気刺激策などが支援要因になった。中国全国人民代表大会(全人
代、国会に相当)常務委員会は、1兆元(1370億ドル)の新規国債発行を承認し
た。また地方政府が2024年の債券発行枠の一部を前倒し使用できるようにする法案
も可決した。また予想以上の米新築住宅販売で米経済の堅調が示されたことも支援要因
になった。ドル高に振れたが、プラチナは買い戻し主導で上値を伸ばした。ただイスラ
エルのガザ侵攻見通しに変わりはなく、高値での買いは見送られることになりそうだ
 プラチナ先限は夜間取引で4337円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要
因になった。円相場は1ドル=150円台前半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の903.00ドルから、ドル高を受け
て軟調となった。
 午前11時現在、プラチナは900.90ドル、パラジウムが1120.50ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが885.10ドル、パラジウムが
1122.50ドル。
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