貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金はニューヨーク高と円安を受けて買い 優勢となろう。銀はまちまちの値動きとなろう。プラチナ系貴金属(PGM)はニュー ヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は8.54ドル高の 1982.63ドル、銀が4セント安の2286セント、プラチナが20.36ドル高 の905.46ドル、パラジウムは1.30ドル安の1121.20ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=150.16/18円で、前営業日の 大引け時点から0.31円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が9560円前後、銀は111.1円前後、プラチナは 4325円前後、パラジウムは5400円前後。 【NY金は予想以上の米新築住宅販売も押し目を買われる】 金はきのうの海外市場では、予想以上の米新築住宅販売が圧迫要因になったが、押し 目は買われた。 金は予想以上の米新築住宅販売が圧迫要因になったが、中東情勢の先行き懸念を受け て押し目は買われた。9月の米新築一戸建て住宅販売戸数は前月比12.3%増の75 万9000戸となった。市場予想の68万戸を上回り、ドル高に振れた。一方、イスラ エルは、米国が中東に防空システムを配備できるまでパレスチナ自治区ガザへの地上侵 攻を遅らせることに同意した。ただネタニヤフ首相は、ガザへの地上侵攻に踏み切る準 備を進めていると言明した。 銀はきのうの海外市場では、金堅調につれ高となる場面も見られたが、ドル高を受け て上げ一服となった。 【NYプラチナは中国の景気刺激策などが支援】 プラチナ系貴金属(PGM)はきのうの海外市場で、中国の景気刺激策などを受けて 堅調となった。 プラチナは中国の景気刺激策などが支援要因になった。中国全国人民代表大会(全人 代、国会に相当)常務委員会は、1兆元(1370億ドル)の新規国債発行を承認し た。また地方政府が2024年の債券発行枠の一部を前倒し使用できるようにする法案 も可決した。また予想以上の米新築住宅販売で米経済の堅調が示されたことも支援要因 になった。ドル高に振れたが、プラチナは買い戻し主導で上値を伸ばした。ただイスラ エルのガザ侵攻見通しに変わりはなく、高値での買いは見送られることになりそうだ。 <今日の予定> ・貴金属取引 2023年10月限納会(大阪取引所) ・金融政策理事会(ECB) ・米国内総生産 2023年7-9月期速報値(商務省) ・米卸売在庫 2023年9月速報値(商務省) ・米耐久財受注 2023年9月速報値(商務省) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米中古住宅販売仮契約指数 2023年9月(全米不動産協会) MINKABU PRESS 東海林勇行
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