[今日の視点]貴金属=金が反落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金は円高を受けて売り優勢となろう。銀は
ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラ
チナがまちまちの値動きとなろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は0.13ドル高の
1985.18ドル、銀が10セント安の2281セント、プラチナが4.38ドル高
の905.48ドル、パラジウムは10.50ドル高の1133.00ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=150.38/40円で、前営業日の
大引け時点から0.26円の円高。
 8月限の寄り付き目安は、金が9590円前後、銀は110.5円前後、プラチナは
4320円前後、パラジウムは5400円前後。
【NY金はドル高一服で押し目を買われる】
 金はきのうの海外市場では、予想以上の米国内総生産(GDP)を受けて売り優勢と
なったが、ドル高が一服すると、押し目を買われた。
 金は予想以上の米国内総生産(GDP)を受けて売り優勢となったが、ドル高が一服
すると、押し目を買われた。第3四半期の米国内総生産(GDP)速報値は前期比
4.9%増と約2年ぶりの高い伸びとなった。底堅い労働市場を背景に堅調な個人消費
が主導した。ただコア個人消費支出(PCE)指数が2.4%上昇と前四半期の3.7
%から鈍化し、米国債の利回りが低下すると、ドル高が一服した。一方、欧州中央銀行
(ECB)は政策金利を据え置いたほか、1兆7000億ユーロのパンデミック緊急購
入プログラム(PEPP)について、来年末まで継続すると改めて表明した。
 サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)などのアラブ諸国の外相は、イスラエ
ルが激しい砲撃を続けているパレスチナ自治区ガザで民間人が標的にされ、「明白な国
際法違反」が行われていると非難する声明を発表した。イスラエルのガラント国防相
は、条件が整えばパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が実施されると述べた。さらに、
イスラエルはガザを実効支配するイスラム組織ハマス以外との戦闘に関心はないという
認識も示した。バイデン米大統領は、中東地域で米軍部隊を攻撃の標的にしないよう、
イランの最高指導者ハメネイ師に「直接メッセージ」を伝えた。イスラエルのガザ侵攻
の行方と各国の反応を確認したい。
 銀はきのうの海外市場では、予想以上の米国内総生産(GDP)を受けて売り優勢と
なった。
【NYプラチナは予想以上の米GDPが圧迫】
 プラチナ系貴金属(PGM)はきのうの海外市場で、プラチナが予想以上の米国内総
生産(GDP)を受けて売り優勢となり、パラジウムは買い戻されて下げ一服となっ
た。
 プラチナは予想以上の米国内総生産(GDP)が圧迫要因になった。第3四半期の米
国内総生産(GDP)速報値は前期比4.9%増と約2年ぶりの高い伸びとなった。た
だコア個人消費支出(PCE)指数の伸びが鈍化し、ドル高が一服したことは下支え要
因である。
<今日の予定>
・貴金属取引 2024年10月限発会(大阪取引所)
・中国工業利益 2023年9月(国家統計局)
・米個人所得・支出 2023年9月(商務省)
・米消費者信頼感指数 2023年10月確報値(ミシガン大)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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