大豆週間展望=シカゴ大豆1月限は南米の天候不良がなければ低迷が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                 [10月30日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)             10月23日 〜10月27日
<東京一般>     始 値    高 値   安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000    64,000    64,000         0
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<シカゴ>27日終値  前週末比    |<主要統計データ> (10月19日まで)
      23/11 1297.25  - 5.00    |輸出検証高:245万8,955トン
      24/ 1 1319.50  - 0.75    |輸出成約高:137万8,200トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.15円  前週末比 0.28円の円安
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆期近11月は輸出需要拡大期待1300セント台を維
持予想とした。
 【シカゴ大豆は収穫進展・ドル高にも1月限は底堅く推移】
 シカゴ大豆は中心限月が11月限から1月限に変更。1月限は今月19日にかけ浮上
し、1330セント台に値を乗せた後、20日以降は米国産大豆の収穫進展やドル高か
ら軟化に転じたが、1300セント割れを試したが、底堅く推移。
 米産地では今週は荒天となり収穫ペースが鈍化したと見られるが、その一方で乾燥が
懸念されていたブラジル、アルゼンチンの生産地では降雨が発生し生育環境が改善して
いる。
 米国産大豆の23/24年度のタイトな需給見通しは既に織り込んだと見られるた
め、南米生産国の天候不良懸念が再燃しない限り、当面は1290〜1320セント前
後での高下が続くと予想される。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

 【当面の予定(イベント・経済統計)】
  30日 金融政策決定会合(日本銀行、31日まで)
     独消費者物価指数 2023年10月速報(連邦統計庁)
     米週間穀物輸出検証高(USDA)
     収穫進度報告(USDA)

 31日 労働力調査(失業率) 2023年9月(総務省)
     鉱工業生産指数 2023年9月速報(経済産業省)
     小売業販売額 2023年9月速報(経済産業省)
     総裁記者会見(日本銀行)
     中国製造業購買担当者景況指数 2023年10月(中国物流購買連合会)
     中国非製造業購買担当者景況指数 2023年10月(中国物流購買連合会)
     ユーロ圏国内総生産 2023年7-9月期速報(EUROSTAT)
     ユーロ圏消費者物価指数 2023年10月速報(EUROSTAT)
     米雇用コスト指数 2023年7-9月期(労働省)
     米ケース・シラー住宅価格指数 2023年8月(S&P)
     シカゴ購買部協会景気指数 2022年10月(シカゴ購買部協会)
     米消費者信頼感指数 2023年10月(カンファレンスボード)
     米連邦公開市場委員会(FRB、1日まで)
  1日 ●フランス(万聖節)
     中国製造業購買担当者景況指数 2023年10月(財新)
     全米雇用報告 2023年10月(ADP)
     米製造業景況指数 2023年10月(ISM)
     米FOMC声明文公表(FRB)
  2日 独雇用統計 2023年10月(連邦雇用庁)
     ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2023年10月確報(Markit)
     英中銀政策金利公表
     米新規失業保険申請件数(労働省)
     米製造業新規受注 2023年9月(商務省)
     米週間穀物輸出成約高(USDA)
  3日 ●文化の日
     中国サービス業購買担当者景況指数 2023年10月(財新)
     上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
     独貿易収支 2023年9月(連邦統計庁)
     ユーロ圏雇用統計 2023年9月(EUROSTAT)
     米雇用統計 2023年10月(労働省)
     米非製造業景況指数 2023年10月(ISM)
     建玉明細報告(CFTC)

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