[10月30日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 10月23日〜10月27日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 40,890 40,900(20) 39,100 (26) 39,400 - 1,500 ====================================== <シカゴ>27日終値 前週末比 |<週間統計データ> (10月19日まで) 23/12 480.75 -14.75 |週間輸出検証高:43万7,549トン 24/ 3 495.25 -13.75 |週間輸出成約高:136万7,100トン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.15円 前週末比 0.28円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】シカゴ期近12月限が500セント台回復にも24年11月限の 発会値の4万1000円を回復できず、戻りが鈍い。11月限が4万1030円超えな ら上放れ、買い方に有利になる。シカゴは500セント台が定着するか、500セント 割れとなり、490セント台前半を中心としたレンジ取引に戻るかを見極めたい場面と した。 【先限は暴落後、3万9500円台で戻り売りが待ち受け】 とうもろこし先限は売り優勢となり、26日の日中取引で3万9100円まで値を崩 した。先物つなぎ足として今月10日以来の安値をつけ、24年11月限の発会値4万 1000円から一時1900円安まで下落となり、一代安値を大幅に更新した。その 後、自律修正高となっているが、3万9500円台では小口の戻り売りが待ち受け、3 万9400円で27日の取引を終えた。 26日の日中取引は3万9500円割れ後に一段安となった。再度3万9500円超 えとなると、3万9600円台まで戻りの余地が生まれるが基調は弱気に転換したと判 断したい。14日間の相対力指数(RSI)は43台に低下し、弱気を示唆。10月2 日には37台まで低下しており、40割れまで低下余地あり。 3万9000円の節目が支持線。3万9000円割れとなった場合、次の下値のメド は10月2日の安値3万8610円。強気相場に再転換には4万円台を回復の必要があ る。 期先9月限も反落となり、24年9月限の発会値3万9620円を割りこみ、3万9 330円まで下落した。その後、自律反発となっているが、3万9500円が抵抗線。 3万9500円台を回復した場合、9月限の発会値3万9620円超えとなるかに注 目したい。 【シカゴコーンは作付け進展・ドル高で投機家が再度、売りを強める】 シカゴコーンは軟調に推移した。引き続き米国産コーンの収穫進展、ドル高が圧迫要 因となり、中心限月の期近12月限は500セント台は定着できず、480セント割れ まで軟化。26日まで日足が4日連続の陰線引けとなり、まだ下げ止まったチャートで はない。9月29日の安値475.50セントが当面の支持線。475セント割れとな ると、470セントを目指す下落となりシナリオが描ける。 取組高が19日に急増し、140万枚台に乗せたが、25日時点で140万5000 枚台を維持しており、投機家は売り越し姿勢を再度、強めているもよう。 大豆、小麦の値動きの影響を受けやすい。大豆が11月限に続き、中心限月になった 期近1月限も1300セント割れを試すまで軟化していることも少なからず、弱材料と なっている。米国産コーンの収穫率は22日現在で59%に達している。11月23日 のサンクスギビングデー(感謝祭)には90%以上に達しそうだ。 季節柄、アルゼンチン、ブラジル産地の天候が材料視されることが増えつつある。月 替り後は、徐々にハーベストプレッシャー(収穫期の売り圧力)は弱まり、南米産地の 天候がより材料視されやくなろう。 【当面の予定(イベント・経済統計)】 30日 金融政策決定会合(日本銀行、31日まで) 独消費者物価指数 2023年10月速報(連邦統計庁) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 収穫進度報告(USDA) 31日 労働力調査(失業率) 2023年9月(総務省) 鉱工業生産指数 2023年9月速報(経済産業省) 小売業販売額 2023年9月速報(経済産業省) 総裁記者会見(日本銀行) 中国製造業購買担当者景況指数 2023年10月(中国物流購買連合会) 中国非製造業購買担当者景況指数 2023年10月(中国物流購買連合会) ユーロ圏国内総生産 2023年7-9月期速報(EUROSTAT) ユーロ圏消費者物価指数 2023年10月速報(EUROSTAT) 米雇用コスト指数 2023年7-9月期(労働省) 米ケース・シラー住宅価格指数 2023年8月(S&P) シカゴ購買部協会景気指数 2022年10月(シカゴ購買部協会) 米消費者信頼感指数 2023年10月(カンファレンスボード) 米連邦公開市場委員会(FRB、1日まで) 1日 ●フランス(万聖節) 中国製造業購買担当者景況指数 2023年10月(財新) 全米雇用報告 2023年10月(ADP) 米製造業景況指数 2023年10月(ISM) 米FOMC声明文公表(FRB) 2日 独雇用統計 2023年10月(連邦雇用庁) ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2023年10月確報(Markit) 英中銀政策金利公表 米新規失業保険申請件数(労働省) 米製造業新規受注 2023年9月(商務省) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 3日 ●文化の日 中国サービス業購買担当者景況指数 2023年10月(財新) 上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所) 独貿易収支 2023年9月(連邦統計庁) ユーロ圏雇用統計 2023年9月(EUROSTAT) 米雇用統計 2023年10月(労働省) 米非製造業景況指数 2023年10月(ISM) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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