ゴム午前=円安や株高を背景に堅調、上海ゴムが動意に欠けるため伸び悩み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、堅調。寄り付きでは、円安や株高を好感し、水準を引き上げる限
月が目立った。ただ、買い一巡後は、円安が一服となっていることや、上海ゴムが動意
に欠ける展開となっていることから、伸び悩みをみせている。TSR20は出来ず。

 午前11時41分現在のRSS3号は前営業日比1.6〜3.6円高。活発限月の期
中4月限は同2.3円高の257.5円、期先10月限は出来ず、推定出来高は455
枚(前日夜間取引含む)。

【産地価格は軟化】
 10月中旬のゴム相場の上昇の一因とされる天候不順を背景とした産地価格の上昇だ
が、ここにきて地合いを緩めている。タイ中央市場のタイオファーをみると、産地のソ
ンクラで10月19日〜27日までは、高値圏となる63バーツ台で推移していたが、
31日には61バーツ台前半に下落している。
 産地相場が軟化する中、上海ゴムもチャート的には、中心限月の1月限がサポートラ
インの1万4000元の攻防となっている。上海ゴムが同水準を割り込むと、産地価格
が上海安につられる形で一段安となる可能性がありそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず、TSR20は売りが先行しており、
1.5〜1.1セント安。

 上海ゴムは続落。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営業日
比10元安の1万4140元となっている。

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