ゴム午前=総じて堅調、上海ゴム・株高で買い先行も中盤は様子見気分が強い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて堅調。寄り付きでは、上海夜間高や株高を映し、しっかり
とした展開となっている。ただ、一部限月は夜間取引の上げ幅を削った。中盤に入る
と、上海ゴムが小動きとなっていることから、様子見気分が強まっている。TSR20
は出来ず。

 午前11時34分現在のRSS3号は前営業日比1.1円安〜3.7円高。活発限月
の期中4月限は同0.3円安の255.9円、期先10月限は出来ず、推定出来高は
830枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムの上値が重い】
 上海ゴムの中心限月1月限の上値が重くなっている。10月31日の取引で、1万4
040元まで下落したが、節目の1万4000元割れが回避された。ただ、戻りも1万
4200元台までに限られている。チャート的には、10月16日に一代の高値となる
1万4920元まで上昇後、上値を削っており、昨日までの13営業日で陽線は10月
25日の一本しかない。その陽線も上ヒゲの長い陽線であり、売り圧力は強いようだ。
 節目の1万4000元を下抜くと、9月27日の安値1万3760元を試すことにな
りそうだ。同水準も割り込むようなら、1万3500元を目指した下げとなるとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず、TSR20は買いがやや優勢となってお
り、0.3〜0.5セント高。

 上海ゴムは続落。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営業日
比25元高の1万4175元となっている。

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