(NY時間09:34) アップル<AAPL> 174.57(-3.01 -1.69%) アップル<AAPL>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの売上が底堅かったほか、サービス部門の売上高も予想を上回っていた。アイフォーンの売上は四半期で過去最高を記録し、サービス部門の売上高も過去最高を更新。同社はまた1株0.24ドルの四半期配当を発表している。 ただ、株価は冴えない反応。4四半期連続の減収となったほか、注目されていた中華圏の売上高が予想に届かなかったこと、そして、マックの売上も予想を下回った。4四半期連続の減収は2001年以来の長期低迷。パソコン市場の低迷や中国での需要鈍化が響いた。 同社は今回も具体的なガイダンスは公表していないが、説明会では10-12月期の見通しについて、アイフォーンは前年比で増加が見込まれるものの、アイパッドとウェアラブル部門は大幅に減少すると述べ、10-12月期の売上高は前年と同程度を見込んでいるとしていた。ホリデーシーズンは同社でもっとも売上高が伸びる時期で、市場も5%程度の増収を期待していたが、残念な見通しになったようだ。 (7-9月・第4四半期) ・1株利益(調整後):1.46ドル(予想:1.39ドル) ・売上高:895.0億ドル(予想:893.5億ドル) 製品:671.8億ドル(予想:678.2億ドル) アイフォーン:438.1億ドル(予想:437.3億ドル) マック:76.1億ドル(予想:87.6億ドル) アイパッド:64.4億ドル(予想:61.2億ドル) ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:93.2億ドル(予想:84.1億ドル) サービス:223.1億ドル(予想:213.7億ドル) ・中華圏売上高:150.8億ドル(予想:170.1億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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