CFTC大口投機資金動向(10/31時点):金買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
31日時点の大口投機家の売り越しは269万7664枚となり、前週の232万
7479枚から拡大した。取組高合計は4328万5121枚となり、前週から50万
8801枚(1.19%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.9%増、債券
合計が1.8%増、為替合計が1.2%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.7%減、エネルギー合計は0.6%減、金属合計は0.4%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で新規売りが新規
買いを上回って売り越しを拡大した。為替は新規売りが新規買いを上回って売り越し
(ドル買い)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、イスラエルのガザ攻撃が続いたが、紛争拡大が抑制され、株高に振れた。一
方、米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定された。10月の米雇用
統計が予想以下となり、利上げ停止見通しが高まった。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が9万9629枚売り越し(前週10万
2658枚売り越し)、ユーロは8万5253枚買い越し(同8万2410枚買い越
し)、英ポンドは1万8636枚売り越し(同1万1209枚売り越し)となった。ユ
ーロは新規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油が中東の供給懸念が後退したことを受けて軟調となった。貴金属
市場では、金が中東の紛争拡大が抑制されたことを受けて上げ一服となったが、米連邦
公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて押し目を買われた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が26万2258枚買い越し(前
週30万0765枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ
ーク金は16万3425枚買い越し(同14万9385枚買い越し)に拡大、ニューヨ
ーク・プラチナは1万0826枚買い越し(同480枚売り越し)に転じた。金は新規
買い、買い戻しが入り、プラチナは買い戻しが手じまい売りを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが8万7696枚売り越し(前週4万8280
枚売り越し)に拡大、大豆は1万6260枚買い越し(同3万6454枚買い越し)に
縮小した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は手じまい売りが買い戻しを
上回った。前週のコーンは、米イールド引き上げ観測や弱気な輸出が圧迫要因になった
が、ブラジルの洪水懸念を受けて下げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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