【これからの見通し】今週に入ってからはドルに買い戻し入る、具体的な材料なく金融当局者発言にヒント求める 今週に入ってからはドルに買戻しが入っている。先週末の米雇用統計が失業率、雇用者数ともに弱い内容となったことが、米債利回り低下とともにドル売りの動きを広げていた。しかし、週明けは特段の材料に欠けるなかで、調整の動きが優勢になっている。 ただ、調整の深さは通貨ごとにまちまち。ユーロドルやポンドドルでは比較的浅い調整。ドル円は金曜日の雇用統計前の水準に戻している。豪ドル/ドルはきょうの下落で、ほぼ金曜日の上げを帳消しにしている。 調整の度合いの差は、各国金融政策の強弱感にヒントが得られるのかもしれない。日銀は基本的に緩和継続姿勢に変化がみられていない。豪中銀は本日の利上げをもってしばらくは様子見姿勢に入りそうな声明内容だった。一方、欧州や英国では依然としてインフレ動向に不透明感が高く、今後の利上げのオプションを残しておきたいようだ。 今週は目立った経済統計発表に欠ける分、市場は各国の金融当局者の発言内容に、今後の金融政策のヒントを模索することとなりそうだ。 この後の海外市場では、米金融当局者の発言予定が多い。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、グールズビー・シカゴ連銀総裁、バーFRB副議長、シュミッド・カンザスシティ連銀総裁、ウォラーFRB理事、ウィリアムズNY連銀総裁、ローガン・ダラス連銀総裁などの講演やイベント参加が相次ぐ。その他には、ナーゲル独連銀総裁の講演が予定される程度だ。 経済指標発表は、スイス失業率(10月)、ドイツ鉱工業生産指数(9月)、ユーロ圏生産者物価指数(9月)、カナダ国際商品貿易(9月)、米貿易収支(9月)などが予定されている。その他イベントでは、米3年債入札(480億ドル)が前回8月から60億ドル増額して実施される。米主要企業決算発表は、NXPセミコンダクターズ、DRホートン、ギリアドサイエンシズ、ウーバー、イーベイ、モザイクなど。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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