(NY時間13:13) リビアン<RIVN> 16.81(-0.61 -3.48%) 電気自動車(EV)のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が下げに転じている。前日の引け後に発表された決算を受けて買いが先行して始まったものの、買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じている。 アナリストは決算に今回の決算は高評価をしているものの、投資判断の引き上げには慎重なようだ。車両の粗利益が前四半期比で改善し、需要も引き続き堅調であると考えているものの、EV業界の競争の激しさと、それが同社の利益に影響を与える可能性を懸念している。「黒字化の時期や道筋に確信が持てれば、株価はもっとポジティブになるだろう」といったコメントも聞かれた。また、株価の先行きには不透明な線があるとも述べている。「規模の追い風が緩やかになる中で必要なコスト削減が大きいことを考えると、2024年の収支均衡は厳しいと予想される」といった声も聞かれる。 同は設備投資額を従来の17億ドルから11億ドルに引き下げたが、2024年の設備投資額の増加がリスクになるとも指摘した。 同社の設備投資とキャッシュフロー、特にジョージア州に50億ドルの工場を建設する今後4-8四半期については慎重な見方も示されていた。 (7-9月・第3四半期) ・1株損益(調整後):-1.19ドル(予想:-1.32ドル) ・売上高:13.4億ドル(予想:13.1億ドル) ・EBITDA(調整後):-9.42億ドル(予想:-10.4億ドル) ・FCF(調整後):-10.7億ドル(予想:-11.2億ドル) (通期見通し) ・EBITDA(調整後):-40億ドル(従来:-42億ドル)(予想:-40.3億ドル) ・生産台数:5万4000台(従来:5万2000台)(予想:5万3586台) ・設備投資:11億ドル(従来:17億ドル)(予想:18.6億ドル) 【企業概要】 電気自動車(EV)とアクセサリーを設計・開発・製造し、一般消費者及び商業市場の顧客に直接販売する。車両テクノロジープラットフォーム、製品開発とオペレーション、製品、サービスで構成されるエコシステムを実現し、電動ピックアップトラックや電動SUVの開発・生産に注力する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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