シカゴコーン市況=総じて反落、生産量予測を上方修正から売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2023/12  475.00    476.00    466.50    468.00    - 8.00
   2024/03  489.50    490.25    481.25    482.75    - 7.25
   2024/05  498.50    499.50    490.25    491.50    - 7.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       571,712        692,886        1,428,964 (-7,161)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省発表の米国需給報告(11月12日発表:カッコ内は前月見通し)
2022/23年度
作付面積    :  8860万エーカー  (  8860万エーカー)
単  収    :     173.4Bu  (    173.4Bu)
期初在庫    : 13億7700万Bu  ( 13億7700万Bu)
生  産    :137億1500万Bu  (137億1500万Bu)
輸  入    :    3900万Bu  (    3900万Bu)
供給合計    :151億3000万Bu  (151億3000万Bu)
飼料用     : 55億4900万Bu  ( 55億4900万Bu)
食品・種・工業用: 65億5800万Bu  ( 66億5900万Bu)
内エタノール  : 51億7600万Bu  ( 51億7700万Bu)
輸  出    : 16億6100万Bu  ( 16億6100万Bu)
需要合計    :137億6900万Bu  (137億6900万Bu)
期末在庫    : 13億6100万Bu  ( 13億6100万Bu)
在庫/消費率  :     9.9%    (       9.9%)
2023/24年度
作付面積    :  9490万エーカー  (  9490万エーカー)
単  収    :     174.9Bu  (    173.0Bu)
期初在庫    : 13億6100万Bu  ( 13億6100万Bu)
生  産    :152億3400万Bu  (150億6400万Bu)
輸  入    :    2500万Bu  (    2500万Bu)
供給合計    :166億2100万Bu  (164億5100万Bu)
飼料用     : 56億5000万Bu  ( 56億0000万Bu)
食品・種・工業用: 67億4000万Bu  ( 67億1500万Bu)
内エタノール  : 53億2500万Bu  ( 53億0000万Bu)
輸  出    : 20億7500万Bu  ( 20億2500万Bu)
需要合計    :144億4650万Bu  (143億4000万Bu)
期末在庫    : 21億5600万Bu  ( 21億1100万Bu)
在庫/消費率  :      14.9%  (      14.7%)
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*米週間純輸出成約高(11月2日までの週)
 コーン:115万3000トン
 小 麦: 35万4300トン
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月15日−11月19日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 コーンは総じて反落。終値の前営業日比は出来高の薄い先限が1.00セント高だ
が、それ以外は8.00〜0.75セント安。中心限月の12月限は8.00セント安
の468セント。

 USDAは月例需給報告の中でコーン生産量予測を上方修正したが、これが重石とな
った。ただ、コーンはイールド(単収)引き上げが事前から予想され、これに上値を抑
制されていたため、大豆に比べ生産量の引き上げのインパクトは限られた。
 12月限は475セントで取引を開始した後は欧州の時間帯前半まで474〜476
セントのレンジで高下。この中でこの日の高値476セントに顔合わせする場面が何度
か見られた。欧州の時間後半を迎えると軟化傾向を強め、シカゴの時間帯も下値を探る
足取りを継続。470セント割れに抵抗を見せていたが、USDA月例需給報告での生
産量予測の引き上げを受けて急速に値を落として466.50セントの安値に達した。
安値を離れた後の終盤は467〜468.50セントの狭いレンジ内での高下となり、
安値圏のまま引けを迎えた。
 米国の22/23年度の需給予測はエタノール生産量予測が100万Bu引き下げら
れたが、大勢に大きな影響はなく期末在庫率は前月時点の9.9%に据え置かれた。
 23/24年度の米国需給予測はイールドが前月の173.0Buから174.9に
引き上げられたため、生産量予測は前月時点の150億6400万Buから152億3
400万Buへの大幅引き上げとなった。これを受けて需要項目では飼料用需要が50
00万Bu、エタノール生産用予測が前月から2500万Bu、輸出用予測も5000
万Buの引き上げられたが、期末在庫率予測は前月の14.7%から14.9%へ上方
修正された。
 USDA発表の11月2日までのコーン週間純輸出成約高は115万3000トンだ
った。23/24年度の11月2日時点の累計は前年同時期の1472万9700トン
を30.9%上回る1929万0700トンだった。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 まとまった雨量を伴う降雨が再び発生しており、洪水のリスクが高まると同時に収穫
中の小麦やコーン及び大豆の作付遅れが警戒されている。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 降雨が限られ乾燥が懸念されている。今後数日は時おり降雨があっても雨量は平年を
大幅に下回る見通しで大豆の作付遅れに対する警戒感がさらに高まるだろう。また、雨
量不足の影響で再作付が必要となっている地域もある。この乾燥と乾燥による作付遅れ
は大豆の生育後に作付されるサフリーニャコーンの生育にも影響を与えることが見込ま
れる。

<アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部>
 今週前半に引き続き10日金曜日から翌週にかけて再び降雨が発生する見通し。適度
な降雨が続くことで、コーン及び大豆の生育に適した状態が続くもよう。ただ、降雨が
続くことにより冬小麦の成熟および収穫ペースは鈍化するもよう。

<アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部>
 今週は10日から12日にかけて雨がちな天気となり、13日は降雨は発生しない
が、その後も適時の降雨が発生するもよう。気温は11日までは平年並だが、12〜1
3日は平年以下となるもよう。
米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
  米プレーンズ中部および南部では低気圧の影響で9日には南部で慈雨となった。来
週前半にはテキサス州で降雨が発生する可能性があるが、週後半から週末にかけて、よ
り降雨となる可能性が高まるだろう。寒冷前線の到来により低下している気温も来週に
は平年を上回る程度まで上昇するため、土壌水分がより重要となってくる。
 シカゴ小麦は軟調。米農務省(USDA)月例需給で主要供給国であるロシアの23
/24年度小麦生産量予測を500万トン引き上げたことを受けて世界的な需給緩和見
通しが強まったため売り優勢となった。期近12月限は前日比11.50セント安の5
80.75セントで取引を終えた。
今日の材料
・ブラジル南部ではまとまった雨量を伴う降雨が再び発生。洪水リスクが高まる。
・ブラジル中部では降雨が限られ乾燥が懸念される状況が続く。
・アルゼンチン産地では南部、北部共に生育に適した天気が続く。
・11月2日までの米コーン週間純輸出成約高は115万3000トン。
・米国の22/23年度の期末在庫率は前月時点の10.6%から9.9%に引き
 下げられる。
・23/24年度の米生産量予測は前月時点の150億6400万Buから152億3
400万Buへの大
幅引き上げ。
・米23/24年度の期末在庫率は前月の14.7%から14.9%へ上方修正。
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