貴金属は、金がまちまちで寄り付く見通し。金はニューヨーク安と円安を受け、まち まちの値動きとなろう。銀はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢となろう。プラチ ナ系貴金属(PGM)はニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は8.13ドル安の 1959.39ドル、銀が26セント高の2344セント、プラチナが10.20ドル 高の896.80ドル、パラジウムは10.71ドル高の1030.67ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=151.27/29円で、前営業日の 大引け時点から0.58円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が9532円前後、銀は114.0円前後、プラチナは 4310円前後、パラジウムは4900円前後。 【NY金はドル高が圧迫】 金はきのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢となった。 金はドル高が圧迫要因になった。米経済指標がまちまちの内容となるなか、ドル高に 振れたことが圧迫要因になった。10月の米小売売上高は前月比0.1%減少した。た だ市場予想(0.3%減)ほどは落ち込まなかった。また米生産者物価指数(PPI) は前年同月比1.3%上昇した。伸びは前月の2.2%から縮小し、予想の1.9%も 下回った。一方、11月のニューヨーク連銀製造業景況指数はプラス9.1に上昇、前 月はマイナス4.6。市場予想のマイナス3から予想外に回復した。 欧州連合(EU)欧州委員会は、ユーロ圏の今年の経済成長予測を下方修正した。た だテクニカルリセッションは回避し、来年には景気が拡大するとしている。今年の経済 成長予測は0.6%。9月時点の予測は0.8%だった。高インフレ、金利上昇、外需 低迷が予想以上に重しになるという。 銀はきのうの海外市場では、ドル高に上値を抑えられたが、株高を受けて押し目を買 われた。予想以下の米生産者物価指数(PPI)を受けて米連邦準備理事会(FRB) の利上げ停止の見方が強い。 【NYプラチナは株高が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、株高などを受けて堅調となった。 プラチナは株高が支援要因になった。ユーロ圏の経済見通しが下方修正されたが、米 連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止見通しを受けて株高に振れたことが支援要因に なった。米消費者物価指数(CPI)同様、米生産者物価指数(PPI)も事前予想を 下回った。ただ上海プラチナの出来高が減少し、中国勢は高値での買いを見送ってい る。 <今日の予定> ・機械受注 2023年9月(内閣府) ・貿易収支 2023年10月速報(財務省) ・中国住宅価格指数 2023年10月(国家統計局) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米輸出入物価指数 2023年10月(労働省) ・米製造業景況指数 2023年11月(フィラデルフィア連銀) ・米鉱工業生産・設備稼働率 2023年10月(FRB) ・対米証券投資 2023年9月(財務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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