NY時間に入ってやや下げ渋っているもの、きょうも為替市場は全体的にドル売りが優勢となっており、ドル円は一時148円台前半まで下落。先週の米インフレ指標や小売売上高といった重要イベントを通過したが、市場はFRBの利上げサイクルはすでに終了との見方を固めつつある。同時に来年の利下げ期待も台頭させており、第2四半期以降の利下げ開始を見込んでいる状況。短期金融市場では3月の利下げも織り込む動きが出ているが、確率はまだ30%程度。 そのような中で、7月以降のドル高の巻き戻しが続いており、ドル円も戻り売りに押されている格好。今週は感謝祭ウィークで、週後半にかけて市場参加者も少なくなることが予想される中、ポジション調整が出ているものと思われる。 しかし、今回のドルの戻り売りが果たして調整の範囲なのか、それとも、一旦相場が終了したのかについて、見方が分かれている。今後のデータ次第という言葉に尽きるのかもしれないが、現在薄っすらと見えているFRBの利上げ終了と来年の利下げ開始のシナリオが今後一層強まれば、ドルの上げ相場は一旦終了とも見られているようだ。その場合、ドル円は200日線が視野に入る。本日の200日線は141円台半ば付近。 いずれにしろ、これまでドルを支えていたシナリオが後退しており、短期的にはドルロングの解消が続くと見ている投資家も少なくない。 USD/JPY 148.37 EUR/JPY 162.21 GBP/JPY 185.23 AUD/JPY 97.13 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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