●週間見通し原油、=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
  前週は74〜78ドル水準をコアに売買が交錯する展開になった。石油輸出国機構
(OPEC)プラスの合同閣僚監視委員会(JMMC)の開催を控え、不安定な値動き
になった。産油国の政策調整期待で買いが膨らむ場面がみられたが、26日開催予定が
30日開催に延期されると、調整が難航しているとの見方に上値を抑えられ、結果的に
乱高下しながらも明確な方向性を打ち出せない展開になった。
 今週も乱交下が続きやすい。30日にJMMCが開催されるが、どのような合意が形
成されるのか、できないのか不透明感が強い。何等かの合意は可能との見方が優勢だ
が、アフリカ諸国が追加減産に難色を示している模様であり、大規模な政策調整は困難
な可能性がある。減産規模が小規模なものに留まると、若干の下値サポートを得られる
程度の効果に留まろう。米原油在庫の増加傾向も続いており、自立反発はあっても先高
感の形成は難しい。JMMCの結果を見て次の方向性を探るが、決定打を欠こう。
 予想レンジは72.00〜80.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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