●週間見通し金、利上げ終了観測の買い続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は、2000ドルの節目水準まで値上がりする展開になった。短期筋の持高調整
に伴う売りが一巡し、押し目買いが入った。米利上げ終了観測が米金利低下・ドル安を
促したことが好感されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨も利上げ終
了観測に修正を迫るには至らず、最近の上昇相場を追認する展開になった。当局者から
は追加利上げの排除に慎重姿勢も目立つが、金融政策見通しの変化が金相場を押し上げ
る展開が維持されている。
 今週は2000ドル台定着から一段高を打診する展開になろう。利上げ終了観測が維
持されると、米金利低下・ドル安圧力が金相場を支援する展開が続く。11月30日の10月
PCEデフレーター、12月1日の11月ISM製造業指数などがイベントリスクになる
が、改めて追加利上げ観測が浮上するようなことがなければ、直近高値2019.70
ドル突破からの一段高が打診されよう。金上場投資信託(ETF)買いもみられると、
更に買い安心感が強まる。
 予想レンジは1985〜2030ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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