ゴム午前=総じて上昇、ただし上海ゴムの軟化を受けて上げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて上昇。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったことか
ら、夜間取引と同値圏で推移した。その後は、夜間取引の強地合いを継続し、買いが優
勢となった。だが、日中取引の上海ゴムが軟化すると、上げ幅を縮小している。TSR
20は出来ず。

 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比2.6〜6.8円高。活発限月の期
中4月限は同3.3円高の266.2円、期先10月限は出来ず、推定出来高は638
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは1万4000元台回復に失敗か】
 今日の上海ゴムは、夜間取引では小じっかりと推移したが、日中取引に入ると、マイ
ナスサイドに沈んでている。指標限月の1月限は、23日の取引で一時1万3810元
まで軟化したのち、反発をみせた。ただ、1万4000元台の回復には至らなかった。
これを嫌気して、今日の日中取引では、1万3865元まで軟化する場面があった。
 この価格帯には9月27日の安値1万3760元もあり、比較的強い支持となってい
る。ただ、同水準をしっかり割り込むと、節目の1万3500元まで目立った支持も見
当たらないことから、売りが加速する可能性がありそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが優勢となり、1.3
〜0.9セント安。

 上海ゴムはしっかり。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営
業日比40元安の1万3880元となっている。

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