[本日の見通し]ゴム=売り優勢、上海ゴムの下落を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、売りが優勢となりそうだ。寄り付きでは、上海夜間の下落
や円高を嫌気して、売りが先行した。売り一巡後も戻りは限られている。
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海安を手掛かりに売りが勢となりそうだ。活発限
月の5月限は、263.3円まで一時下落しており、11月22日の安値261.9円
に接近してきた。同水準を割り込むと、テクニカル的にはネックライン割れとなる。売
りが加速する可能性がありそうだ。

 一方、上海ゴムの中心限月の1月限は、29日の取引で一時1万3595元まで軟化
した。引けは1万3815元となり、日足は下ヒゲの長い陰線となった。ただ、夜間取
引は再度売り込まれ、1万3645元まで軟化している。9月27日の安値1万376
0元を下回っており、目先、節目の1万3500元の攻防になりそうだ。上海ゴムが、
同水準をしっかり割り込むようなら、JPXゴムRSS3号の下げ幅も拡大するだろ
う。

 午前9時53分時点の円相場は1ドル=146.96円付近で推移している。

 午前9時53分時点のゴムRSS3号活発限月の5月限は同3.7円安の264.3
円。今日の日中、予想される3月限のレンジは261.0〜266.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号5月限の予想レンジは250.0〜280.0円。
テクニカルからの下値支持線は260.0円(節目)、上値抵
抗線は277.2円(一代の高値)。

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