●論点解説ゴム、円高圧力の上値圧迫が再開＝マーケットエッジ

　円高圧力が円建てゴム相場の上値を圧迫している。米金利低下・ドル安圧力が強まる
中、ゴム消費地の通貨高が進んでいることが、消費地相場を圧迫している。円高は円建
てゴム相場、人民元高は人民元建てゴム相場に対してネガティブになる。需給面で新規
売買材料が乏しいだけに、為替市場で大きな動きがみられると、ゴム相場も強く反応す
る可能性がある。円高圧力に対して円建てゴム相場の値下がり圧力は限定されている
が、為替環境が円建てゴム相場に対して追い風から逆風に変わっていることは認識して
おく必要がある。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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