【これからの見通し】11月のドル安の流れが継続するのか、12月相場始まる 12月相場が開始した。今年もあと1カ月となる。米FOMC会合を通過するとクリスマスムードが盛り上がることが例年のパターンで、取引が活発に行われるには米雇用統計や米消費者物価指数発表が予定される月前半に限られそうだ。 昨日はデーリー・サンフランシスコ連銀総裁やウィリアムズNY連銀総裁がタカ派姿勢を示したことで、ドルが買われた。火曜日にはタカ派で知られるウォラーFRB理事がインフレの低下が進展しているとし、市場では利下げ開始観測が広がった。これによりドルが売られた経緯があった。 昨日のドル相場反発でドル指数は10日線及び200日線などのレジスタンス水準を試す動きがみられている。週末を控えたきょうのマーケットでしっかりとレジスタンス水準を上回るようだと、12月相場は流れに変調がみられることになりそうだ。ただ、基調としての米金利ピークアウト観測は根強いものとみられ、ドル高の動きが調整にとどまれば、今月もドル安地合いが続くことに。ドル相場の動向を注視したいこの後の海外市場となる。 経済指標の発表予定は、英ネーションワイド住宅価格指数(11月)、スイス実質GDP(第3四半期)、スイスSVME購買担当者景況指数(PMI)(11月)、フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国などの製造業PMI確報値(11月)、カナダ雇用統計(11月)、米建設支出(10月)、米ISM製造業景気指数(11月)など。 発言イベント関連では、グールズビー・シカゴ連銀総裁、パウエルFRB議長、クックFRB理事などが講演やイベントに参加する。ブラックアウト期間入りを今週末の土曜日に控えて、パウエルFRB議長の発言内容に市場の関心が集まりそうだ。今週はタカ・ハトの米金融当局者発言に振り回された経緯があり、市場の反応が期待される。ただ、テクノロジーや起業家精神に関する懇談会への参加ということで、具体的な経済見通しや金融政策に関する発言は手控えられる可能性もある。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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