きょうの為替市場、NY時間に入ってドル円は売りが強まっており、147円台半ばに急速に下落している。朝方は148円台に上昇していたものの、先ほど発表のISM製造業景気指数を受けて米国債利回りの下げと伴に戻り売りが強まっている。 11月のISM製造業景気指数は46.7と前回と同水準となったが、予想は下回った。生産が再び50を割り込み、雇用も再び低下傾向を見せ、米経済の減速を示唆する内容となっている。ただ、数字の割にはかなり敏感に反応している。ISM指数は13カ月連続で50を下回り、縮小領域での推移が続いているが、これはITバブル崩壊して景気後退が始まって以来の最長となっている。新規受注も15カ月に渡って50を下回っているが、これは1981年から1982年にかけてFRBが積極利上げを行った時以来の長さだという。 市場はこのあとのパウエルFRB議長の講演を待っている。FRBが利上げサイクルを終了し、来年前半には利下げに転じるとの期待がドル高の流れを終了させている。ただ、このところFRBの政策を巡って、市場とFOMC委員との見解の差が浮き彫りになっている。今週はFOMC委員の発言が多数伝わっていたが、一部の委員からはハト派的な発言も出て市場も敏感に反応していたが、「利下げの議論は時期尚早」という点で意見が一致していた。 パウエルFRB議長も同様と思われる中で、市場がどう反応するか注目される。議長の講演は日本時間1時頃から始まる。 USD/JPY 147.53 EUR/JPY 159.88 GBP/JPY 186.31 AUD/JPY 97.89 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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