【場況】 金は大幅続伸、銀はまちまち。金はドル建て現物相場が2100ドルを突破したこと を受けて急伸し、先限が上場来高値を更新した。その後は、ドル建て現物相場の上げ一 服を受けて上げ幅を縮小した。銀は期先2本が金急伸につれ高となったが、金の上げ一 服を受け、まちまちとなった。 午前11時4分現在の前営業日比は、金標準が117〜129円高、金ミニが 116.5〜194.5円高、ゴールドスポットが169円高、銀が0.6円安〜 1.0円高。 午前11時4分現在の出来高は、金が6万7319枚、金ミニが1万0664枚、ゴ ールドスポットが1万7982枚、銀が11枚。 【金は米FRBの利下げ期待やイスラエルの戦闘再開が支援】 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が支援要因になり、ドル建て現物相場 は史上最高値2074.19ドルを付けた。パウエル米FRB議長は利上げが行き過ぎ 必要以上に景気を減速させるリスクと、インフレ抑制のために十分な利上げを実施しな いリスクは「より均衡している」と述べた。その上で、FRBが今後の金融政策決定に おいて慎重であることを改めて確認した。10月までの6カ月間の主要インフレ指標が 平均2.5%と、FRBが目標とする2%に近い水準であったことを指摘した。CME のフェドウォッチで、来年3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ確率は 60.0%(前週21.0%)となった。 イスラエルはイスラム組織ハマスとの戦闘を1日に再開した。ハマスせん滅の目標に 向け、ガザ南部を空爆した。パレスチナ市民に近隣の「非標的」地帯に移動するよう呼 び掛けた。一方、米国防総省は紅海で米駆逐艦が攻撃されたことを明らかにした。イス ラム教シーア派武装組織フーシ派が攻撃したもよう。中東情勢の行方も確認したい。 金先限は上場来高値1万0028円を付けたのち、上げ一服となり、9818円まで 下落した。ドル建て現物相場の急伸が支援要因になった。円相場は1ドル=146円台 前半まで円高に振れた。銀先限は120.6円まで上昇した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、史上最高値更新後に上げ一服。前週末の海外市場では、パ ウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて利下げ期待が高まったことから 急伸した。アジア市場では、史上最高値2139.05ドルを付けたのち、利食い売り などが出て上げ一服となった。 午前11時現在、2088.19ドルで推移。銀は2548セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2041.38ドル、銀が2527セント。 MINKABU PRESS
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