ゴム午前=売り優勢、株安や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り優勢。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったものの、株
安やNY原油の続落などを嫌気して、売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海
ゴムは上昇しているものの、これに対する反応は鈍く、一時、東京時間でも1ドル=
142円台まで上昇した円高を受けて、売り物がちで推移している。

 午前11時50分現在のRSS3号は前営業日比2.4〜0.4円安。活発限月の
期中5月限は同2.0円安の238.6円、期先11月限は出来ず、推定出来高は
528枚(前日夜間取引含む)。

【5月限は235円付近がポイント】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムがプラスサイドで推移しているもの
の、前日と同様に株安や円高などを手掛かりに軟調に推移している。活発限月の5月限
は、238.5円まで一時下落し、6日の安値237.9円に接近している。同水準を
割り込むと、節目の235円を目指しそうだ。
 この価格帯は、出来高を伴った取引がない。このため、値動きは軽く、235円割れ
となれば、230円付近まで走る可能性がありそうだ。ただ、11月29日以降、陽線
は6日の一本しかない。売られ過ぎ感もあるので、自律反発には注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや先行し、0.8
〜1.5セント高。

 上海ゴムは総じて3ケタ高。午前11時10分現在、指標限月の2024年5月限
は、前営業日比155元高の1万3445元となっている。

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