株価指数先物【引け後】 値幅調整は完了するも需給変化で手掛けづらく

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪3月限
日経225先物 32200 -660 (-2.00%)
TOPIX先物 2318.0 -42.0 (-1.77%)

 日経225先物(3月限)は前日比660円安の3万2200円で取引を終了。寄り付きは3万2470円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2360円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後3万2510円まで下げ幅を縮めたものの再び売り優勢となり、前引け直後には3万2140円まで売られた。後場の取引開始直後に3万2280円辺りまで戻したものの、終盤にかけて再び軟化するなか、一時3万2130円まで売られる場面が見られた。

 SQ値は3万2639.57円だった。SQに絡んだ商いは売り越しと推察されている。日経平均株価は寄り付き直後に3万2604.35円を付けた後に軟化し、SQ値にタッチできず、上に残す形での幻の225となり、センチメントを悪化させた。日経225先物は弱い値動きのなか、後場は3万2230円辺りで推移する75日移動平均線を挟んだ保ち合いが続いたが、同線までの下落によって値幅としては調整一巡感が意識されるだろう。

 ただし、急ピッチの下落によって需給が大きく変化した可能性があることから、しばらくは不安定な相場展開を余儀なくされそうである。今回は日銀の植田和男総裁の発言からマイナス金利政策変更への思惑が再燃し、日米金利差を狙ってこれまで積み上がっていたポジションを圧縮する動きが加速した。過剰な反応ともみられ、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後にリバランスをみせてくる可能性があるものの、新たなポジションを積み上げてくる流れは強まりづらそうだ。

 イベント通過後の年末高への期待はあるものの、75日線が支持線として機能してきたとしても、上値は3万3000円辺りで推移する25日線が抵抗線として意識される可能性がある。戻りの鈍さがみられてくると、需給変化によって戻り待ち狙いのショートが入りやすくなりそうだ。目先的には75日線と12月のSQ値となる3万2600円辺りでのレンジ推移を想定しておきたい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.89倍に低下した。75日線を割り込み、一時13.83倍まで低下する場面が見られたものの、その後はNTショートを巻き戻す流れから、75日線水準で終えた。日米金利差を狙ったボジション圧縮の動きが強まる局面においては、相対的にバリュー株への売り圧力が強まると考えられ、トレンドは下向きで推移してきたものの、NTショートは入りづらいだろう。

 手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が4万2998枚、ソシエテジェネラル証券が2万6538枚、サスケハナ・ホンコンが9956枚、野村証券が4488枚、バークレイズ証券が4080枚、SBI証券が2951枚、楽天証券が2920枚、松井証券が2675枚、JPモルガン証券が2644枚、ゴールドマン証券が2613枚だった。

 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が4万5291枚、ソシエテジェネラル証券が2万7110枚、JPモルガン証券が8143枚、サスケハナ・ホンコンが7492枚、バークレイズ証券が7129枚、野村証券が5332枚、ビーオブエー証券が3714枚、ゴールドマン証券が3543枚、モルガンMUFG証券が2869枚、BNPパリバ証券が2819枚だった。



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