金・銀午前=金は軟調、NYの下落と現物の頭重い足取りで売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は軟調。ニューヨーク安と現物安を受けて売り優勢で始まったが、その後、ドル
建て金現物高となるなか買い戻されて下げ幅を縮小したが、金現物の上値の重さを受け
て軟調。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が42〜25円安、金ミニが42.5
〜12.5円安、ゴールドスポットが1円安。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万7687枚、金ミニが5728枚、ゴー
ルドスポットが7071枚。
【米CPIは予想に一致もコア部門はインフレの根強さを示唆】
 米国の11月消費者物価指数の前年同月比は総合、変動が激しい食品・エネルギーを
除いたコア共に事前予想に一致し、想定していたようなインフレ率の鈍化は見られず、
データに沿った金融政策を表明している米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待
は後退している。なかでも注意したいのがサービス部門から帰属家賃(シェルター部
門)を除いたスーパーコアと呼ばれる部門の上昇だ。サービス部門のうちシェルターは
70%を占めるが、それ以外は医療、運輸、娯楽、教育などの幅広い分野に渡ると同時
にこれらの分野は人件費が占める割合が高いためインフレ高止まりを支える部門として
注目されるが、今回の発表ではスーパーコア部門の前月比は前回の+0.2%を上回る
+0.4%とされている。8日発表の雇用統計の強気な内容に合わせ、底堅い米雇用情
勢がインフレの鈍化を阻止する可能性が示されており、米利下げ着手観測はさらに一歩
後退した感が強い。
 金先限は夜間取引で9308円の高値を付けた。日中取引では開始早々に9254円
まで値を落とした後に9273円まで浮上した。しかし11時前後から下げ幅を拡大
し、9248円まで下げ幅を拡大。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、戻り売り圧力強く推移。きのうの海外市場では、ニューヨ
ーク時間の序盤まで堅調に推移したが、買いが続かず、マイナスサイドに軟化し、小安
く引けた。アジア市場では、朝方の1979ドルから、ドル高一服感から下値を切り上
げ、1982ドル台まで上昇。しかし1980ドル台前半では上値重く、1980ドル
水準で推移。
 午前11時現在、1980.23ドルで推移。銀は2102セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が1988.65ドル、銀が2300セント。

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