プラチナ市況=プラチナが反落、円一段高で下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,256    - 4     9,265   +12  : 2,036.68   +59.69
銀          109.0    0.0     111.1  -0.8  : 2,391.00  +124.00
プラチナ     4,275    -71     4,256   -64  :   940.80   +10.39
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   996.39   +19.28
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    141.46   -4.53  ユーロ・ドル相場   1.0901  +0.0114
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 【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナは円高を受けて売り優勢
で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えになったが、円高に戻りを抑
えられ、先限は正午前に54円安で推移。午後に入り、一時、円高が1ドル=140.
90円台まで進行から下げ幅を拡大。下げ幅を縮小も軟調に引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。期近2、4月限は帳入値が230円安。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが78〜54円安、プラチナスポットが83
円安、パラジウムが230円安〜変わらず。
 推定出来高は、プラチナが9414枚、プラチナミニが1026枚、プラチナスポッ
トが3897枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは950ドル超えなら踏み上げ相場の可能性】
 プラチナ先限は午後になり、下げ幅を拡大し、4235円の安値をつけた。昨日の安
値4234円が支持線となり、下げ幅を縮小も長大陰線引け。昨日、14日間の相対力
指数RSIが47台から51台に上昇し、強気に転換を示唆したが、今日の下落で47
台に再度、低下し、弱気に再転換した。
 JPXプラチナは円の急騰を受け、前日の上げ幅を削る動きとなったが、ドル建て現
物相場は940ドル水準で堅調に推移。ドル安を背景にした金相場に追随。金とプラチ
ナのサヤはドル建て現物相場ベースで1095ドルまで拡大し、割安感が強まった。
13日のニューヨークプラチナは軟調に引けたが、14日はアジア時間時間外取引から
大幅反発となり、期近1月限は947ドル台まで上昇。950ドル超えとなると、買い
戻しが進み、踏み上げ相場になる可能性あり。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。午前8時半過ぎに934.00ドルの安値を
つけたが、ドル安から942ドル台まで上昇。934ドル台に反落場面で買い拾われ、
その後、午後2時以降は936〜942ドル台のレンジでの高下。
安を受けて堅調となった。
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