【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安 を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安が支援要因になったが、ドル建て現物相 場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが82〜101円高、プラチナミニが 72.5〜97.5円高、プラチナスポットが92円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが9726枚、プラチナミニが1122 枚、プラチナスポットが3420枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは9月5日以来の高値】 プラチナはドル安が支援要因になった。欧州中央銀行(ECB)が利下げの可能性を 示唆しなかった。イングランド銀行も金利が「長期にわたり」高止まりする必要がある との認識を改めて示した。ドル安を受けてニューヨーク・プラチナは一段高となり、9 月5日以来の高値971.3ドルを付けた。上海プラチナの出来高が急増し、中国勢の 買いが入ったことも支援要因である。 プラチナ先限は夜間取引で4346円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要 因になった。円相場は1ドル=142円台前安の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の961.57ドルから、ドル高を受け て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは958.09ドル、パラジウムが1094.87ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが940.80ドル、パラジウムが 996.39ドル。 MINKABU PRESS
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