プラチナ市況=プラチナが反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,278    +22     9,285   +20  : 2,035.74    -0.94
銀          107.0   -2.0     110.5  -0.6  : 2,409.00   +18.00
プラチナ     4,370    +95     4,329   +73  :   957.42   +16.62
パラジウム   4,800   +200     4,700  +100  : 1,089.86   +93.47
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    141.89   +0.43  ユーロ・ドル相場   1.0985  +0.0084
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まったのち、円安が支援要因になったが、ドル建て現物相場の上
げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目を買われたこと
が支援要因になったが、円高再開を受けて上げ一服となった。パラジウムの商いは成立
せず、帳入値で上昇した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが73〜107円高、プラチナスポットが
118円高、パラジウムが100〜330円高。
 推定出来高は、プラチナが1万2705枚、プラチナミニが1287枚、プラチナス
ポットが5243枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安で買い戻される】
 プラチナ先限は4349円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ
た。円相場は1ドル=142円台前半で円安が一服した。
 プラチナはドル安を受けて950ドル前後の抵抗帯を突破すると、買い戻し主導で上
昇した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに対し、欧州中央銀行(ECB)
や英中銀が利下げの可能性を示さず、ドル安に振れた。中国経済の先行き懸念が残る
が、上海プラチナの出来高が急増し、中国勢の買い意欲が強いことも支援要因である。
一方、プラチナ先限は円高が懸念されることが上値を抑える要因である。来週はン地銀
金融政策決定会合がある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の961.57ドルから、ドル高を受け
て軟調となり、956ドル台まで下落した。午後に入ると、押し目を買われたが、ドル
高に振れると、軟調となった。
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