ゴム午前=総じて軟調、薄商いの中で円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったことか
ら、手掛り材料難となり、方向性に欠ける展開となった。その後、ドル・円が円高方向
に振れたことから、薄商いの中、地合いを緩める限月が目立っている。TSR20は出
来ず。

 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比2.8円安〜5.0円高。活発限月
の期中5月限は同2.2円安の233.3円、期先11月限は出来ず、推定出来高は
299枚(前日夜間取引含む)。

【5月限はジリ安調の展開】
 午前中のJPXゴムRSS3号は、やや軟調な展開となっている。活発限月の5月限
は、233.1円まで下落し、14日の安値233.3円を下抜く場面があった。5月
限は、11月17日に付けた一代の高値277.2円から既に約44円の下落となって
いる。
 ただ、現状は過熱感を伴った下げではなくなっており、自律反発も限られている。目
先、節目の230円を試す可能性もありそうだ。ドル・円が一段の円高方向に振れた場
合は、下げが加速することも考えられるので、下値には注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は4月限のみ約定し、1.0セント安。TSR20
は売りがやや先行し、0.7〜0.5セント安。

 上海ゴムは売り優勢。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、前営
業日比55元高の1万3560元となっている。

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