トウモロコシは、需給緩和状態が嫌気され、安値低迷状態が続く見通し。前年度から 在庫水準が一気に切り上がっており先高感が乏しい状況に変化は生じない。一方で、現 物市場がこれ以上の安値を拒否しているため、現行価格から大きく値を崩す可能性も低 い。安値では農家の売り渋り傾向が強く、更に堅調な輸出環境が現物相場を下支えして いる。クリスマス前後はボックス気味の展開に留まろう。手掛かり難から小麦相場の動 向にも強く左右されているが、明確な方向性を打ち出しづらい。 大豆は、良好な需要環境から下げ過ぎ感が強い。輸出、圧砕ともに需要は底固いこと がデータで確認できる状況が続いている。南米の天候リスク軽減で1400セント台乗 せに失敗した後の調整売りが優勢になっているが、厳しい生産環境に変化はなく、 1300セント水準では下げ過ぎ感、値ごろ感が強い。アルゼンチンの穀物関連政策の 不透明感もポジティブ。新規売買材料が乏しくトレンド形成が難しいが、現行価格から の下落余地は限定されよう。ただし、急伸には南米の天候リスクが求められる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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