プラチナ市況=プラチナが反発、先限は終盤1ケタ高で推移が目立つ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,290    +38     9,344   +92  : 2,023.99   + 1.95
銀          107.0    0.0     110.5   0.0  : 2,383.00   - 9.00
プラチナ     4,351    +38     4,314   + 9  :   945.83   - 1.07
パラジウム   5,300   +200     5,300  +300  : 1,180.48   + 6.60
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.52   +1.25  ユーロ・ドル相場   1.0923  +0.0011
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が堅調となったが、円安一
服に上値を抑えられた。正午前に円相場が1ドル=143円台に急落となると、先限は
上げ幅を拡大し、正午前に28円高で推移した。午後は上げ幅を縮小となり、終盤は1
ケタ高で推移場面が目立った。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は続伸。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが9〜38円高、プラチナスポットが20円
高、パラジウムが200〜300円高。
 推定出来高は、プラチナが9149枚、プラチナミニが601枚、プラチナスポ
ットが4441枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはクリスマス休暇前の手じまい売りが気掛かり】
 プラチナ先限は夜間取引の中盤に4352円まで上昇した。夜間取引後半に4301
円まで軟化。日中取引の前半は4310円を挟んで推移。正午前に1ドル=143円台
まで円相場が急落したことで、4340円まで急上昇となったが、夜間取引の高値
4352円を試す前に上げ幅を削った。4304円をつけ小安くなる場面があったが、
午後2時前から小高く推移した。金ほどの上伸力はなく、先限は小幅高で推移した。
 ニューヨークプラチナは時間外取引で小幅続落で推移し、クリスマス休暇前に手じま
い売りが進みそうな気配なことが気掛かり。期近1月限は、時間外取引で949.2ド
ルまで下落。ニューヨーク時間に再度、950ドル割れとなると、手じまい売りが増え
るリスクあり。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の947.70ドルから、買い
戻しなどが入って堅調となった。午後になり、944ドル台に小安くなったが、947
ドル台に戻した。午後3時半過ぎに940ドルに接近する下落場面があるなど波乱含
み。
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