【場況】 金が続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安 一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀の商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が82〜130円高、金ミニが79.0 〜136.0円高、ゴールドスポットが126円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万1542枚、金ミニが4923枚、ゴール ドスポットが4631枚、銀が0枚。 【NY金は利下げ期待やユーロ高が支援】 金はユーロ高や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が支援要因になった。11 月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(改定値)は前年同月比で2.4%と 10月から低下した。ただコアインフレは3.6%と高水準で推移しており、欧州中央 銀行(ECB)は高金利を維持するとみられている。一方、米リッチモンド地区連銀の バーキン総裁は、インフレ鈍化を歓迎しながらも、来年の連邦準備理事会(FRB)の 金利政策見通しにどう影響するかについては明言を避けた。米アトランタ連銀のボステ ィック総裁は、来年に利下げを急ぐ必要性はないとの見解を示し、次の政策行動を精査 している米金融当局は毅然とした姿勢で忍耐強くあるべきだと強調した。早期利下げけ ん制発言が続いているが、CMEのフェドウォッチで来年3月の利下げ予想に変わりは ない。 イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」の幹部は、紅海で商船の安全を 守るための米主導の取り組みに対抗し、イスラエル関連の標的を攻撃し続けると表明し た。「イスラエルの侵略が終わり、ガザ地区の包囲が解除されるまで、パレスチナ人を 支援する」とした。一方、イスラエル軍当局者は、イスラエルのハマス壊滅に向けた集 中的な作戦と、ハマスによる市街戦戦略の代償として、多くの民間人が犠牲になってい るとの見解を示した。 日銀の植田和男総裁は、金融政策決定会合後の記者会見で、賃金と物価の好循環が実 現するか「なお見極めていく必要がある」と述べ、粘り強く金融緩和を継続していく考 えを示した。市場では、1月会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、Y CC)の撤廃やマイナス金利の解除を行うとの見方もあるが、明確な示唆はなかった。 金先限は夜間取引で9467円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因にな った。円相場は1ドル=144円前後で円安が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、ユーロ高や米連邦準備 理事会(FRB)の利下げ期待を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の 2039.07ドルから、ユーロ安を受けて上げ一服となった。 午前11時現在、2038.23ドルで推移。銀は2406セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2023.99ドル、銀が2383セント。 MINKABU PRESS
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