プラチナ市況=プラチナが続伸、現物相場の堅調から全限月が2ケタ高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,408   - 25     9,358   -78  : 2,035.16   - 7.00
銀          110.0   +3.0     114.3  +3.8  : 2,423.00   +14.00
プラチナ     4,445    +29     4,394   +17  :   967.90   + 9.60
パラジウム   5,500   -100     5,500  -100  : 1,202.95   -20.34
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.97   -0.73  ユーロ・ドル相場   1.0942 -0.0019
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナは金軟調を受けて期先3
本が下落し、まちまちで始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて小幅高
に転換。午後は1ドル=142円台後半の円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相
場の堅調に推移から全限月が2ケタ高で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが15〜29円高、プラチナスポットが22
円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが1万1322枚、プラチナミニが988枚、プラチナスポ
ットが5443枚、パラジウムが0枚。
【142円台後半の円高にも下値堅く推移】
 プラチナ先限は夜間取引の終盤に入り、4412円まで上昇し、11月29日以来の
高値をつけた。夜間取引の引け前に4362円まで軟化したが、午前の取引で小高くな
る場面があった。午前中から正午過ぎまで前日の終値を挟んで推移。午後1時前から買
い優勢状態が増き、日足は3日連続で陽線引け。4400円超え場面で買い戻しが増え
たもよう。場中、円高が1ドル=142円台後半まで進行したが、プラチナは下値堅く
推移、円高に対する抵抗力を示した。
 ドル建て現物相場は午後2時前までは前日の高値970.31ドルが抵抗線になっ
ていたが、971午後2時過ぎに971ドル台まで上昇した。中長期移動平均線である
200日移動平均線(955ドル)を上回った状態でクリスマス休暇入りできる期待が
膨らんでいる。クリスマス休暇を挟んで崩れず、ドル安基調が続けば、年明けの早い時
期に1000ドル超えもあるのではないか。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の963.02ドルから、ドル安を受け
て買い優勢となった。午後になり、971ドル台までジリ高。
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