NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは小反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   966.7      975.0       955.0       970.3    -  3.7
         (24/ 4)   976.7      983.7       964.4       979.0    -  4.0
 パラジウム  (24/ 3)  1216.50    1236.00     1196.50     1228.20   +  1.30
         (24/ 6)  1228.50    1236.50     1210.50     1235.70   +  1.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          36,334         43,794        71,197       (-  1,066)
 パラジウム          2,566          3,938        16,891       (-    193)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          37,404.35  + 322.35
     20日  143.74/76   1.0931/33   ・ナスダック         14,963.87  + 185.93
     21日  142.23/25   1.1002/04   ・10年米国債利回り      3.88  +   0.00
・NY原油  (24/ 2)   73.89 - 0.33  ・SPDR保有金残高    878.25  +   0.58
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは小反発。前日比は、プ
ラチナが4.0〜2.4ドル安、中心限月の1月限が3.7ドル安、パラジウムが
1.30〜1.50ドル高、中心限月の3月限は1.30ドル高。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となっ
た。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、ドル安を受けて買い戻された。日中取引で
は、序盤の売り一巡後は米国内総生産(GDP)確報値の下方修正を受けて下げ一服と
なった。
 パラジウム3月限は米国内総生産(GDP)確報値の下方修正や他の貴金属の堅調を
受けて小幅高となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を960.1〜975.0ドルのレンジで推移し、前日
比2.8ドル安の971.2ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、ドル安や金堅調
を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、ドル安を受けて買
い戻された。
 日中取引は、955.0ドルまで下落した。その後は、米国内総生産(GDP)確報
値の下方修正を受けて下げ一服となり、972.0ドルまで戻した。
 第3四半期の米国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比4.9%増と、改定
値の5.2%増から下方改定された。伸び率は2021年第4四半期以来の高水準だ
が、予想の5.2%を下回った。コア個人消費支出(PCE)価格は2.3%上昇から
2.0%上昇に下方改定された。来年3月の米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待
に変わりはない。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1204.00〜1224.00ドルのレンジで
推移し、前日比6.90ドル安の1220.00ドルとなった。3月限は安寄りしたの
ち、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、戻りを
売られたが、ドル安を受けて下げ一服となった。
 日中取引は、買い戻されて1236.00ドルまで上昇したのち、戻りを売られ、
1196.50ドルまで下落した。その後は、米国内総生産(GDP)確報値の下方修
正や他の貴金属の堅調を受けて1234.50ドルまで戻した。
 20日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの21万3950
オンス、パラジウムは変わらずの5万3862オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、利下げについて語るのは時期尚早と
の認識を示した。
・イタリア10年債利回りが3.55%と1年3カ月超ぶりの低水準を付けた。中銀当
局者は利下げ観測に歯止めをかけようとしているものの、債券買いが継続した。
・独IFO経済研究所が発表した12月の国内小売業者の景況感指数はマイナス12.
1と、11月のマイナス8.8から悪化した。
・米新規失業保険申請件数は2000件増の20万5000件となった。小幅な増加に
とどまり、年末が近づく中で米経済の基調的な力強さを示唆した。市場予想は21万
5000件だった。
・第3四半期の米実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比4.9%増と、
改定値の5.2%増から下方改定された。伸び率は2021年第4四半期以来の高水準
だが、予想の5.2%を下回った。第2四半期は2.1%増だった。
・12月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数はマイナス10.5、市場予想はマ
イナス3.0。
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