プラチナ市況=プラチナはまちまち、NY高も戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,456   -196     9,389   +11  : 2,052.79    +4.35
銀          110.0    0.0     114.3   0.0  : 2,418.00   -15.00
プラチナ     4,330    -50     4,367    -3  :   974.50   +10.60
パラジウム   5,500      0     5,500     0  : 1,205.50    +6.02
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.39   +0.03  ユーロ・ドル相場   1.1006  +0.0010
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナはニューヨーク高を
受けて買い優勢で始まったのち、円高に上値を抑えられた。午後に入ると、円高が一服
したが、戻りを売られ、まちまちとなった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが50円安〜11円高、プラチナスポットが
5円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7469枚、プラチナミニが713枚、プラチナスポット
が2700枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米FRBの利下げ期待が支援】
 プラチナ先限は夜間取引で4410円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=142円台前半で円高に振れたが、午後に入ると、円高が一服
した。植田日銀総裁は、賃金と物価の好循環が今後強まり、2%の物価安定の目標が
「持続的・安定的に実現する確度が十分高まれば、金融政策の変更を検討していくこと
になる」と述べた。
 米個人消費支出(PCE)デフレータでインフレの伸びが鈍化し、米連邦準備理事会
(FRB)の利下げ期待が強いことが支援要因になった。ただ市場では、3月から計
150ベーシスポイント(bp)の利下げを織り込んだことについて、行き過ぎと指摘
されており、今後発表される経済指標で巻き戻す動きが出るとみられる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、ほぼ動きなし。海外市場のクリスマス休暇を受け、
ほぼ動きがなかった。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。