ゴム午前＝総じて買い優勢、上海ゴムがプラスサイドに転じる

【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、総じて買い優勢。寄り付きでは、上海夜間が小幅安となったもの
の、動意に欠ける展開となり、夜間取引と同値圏で推移した。中盤に入ると、日中取引
の上海ゴムがプラスサイドに転じたことから、買いが優勢となる限月が目立っている。
　ＴＳＲ２０は出来ず。

　午前１１時４１分現在のＲＳＳ３号は前営業日比０．６セント安〜２．０円高。活発
限月の期中６月限は同１．５円高の２４９．５円、期先１２月限は出来ず、推定出来高
は１８０枚（前日夜間取引含む）。

【上海ゴムは１万４０００元の攻防が続く】
　上海ゴムは、夜間取引では軟化したものの、日中取引に入ると、堅調な展開となって
いる。中心限月の５月限は、１万３９２５元まで一時上昇した。前日の取引では、節目
の１万４０００元が目前となる１万３９８０元まで上昇したが、同水準では切り換えさ
れ、夜間取引では１万３８２０元まで下落する場面があった。
　だが、日中取引に入ると、地合いを引き締めており、再び節目の１万４０００元に迫
っている。１万４０００元を上抜くようなら、１１月２７日の高値１万４２４０元を試
すことになる。５月限が１万３０００元〜１万４０００元のレンジから上放れることに
なれば、ＪＰＸゴムＲＳＳ３号も買いが先行するとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は堅調に推移し、１．３〜
１．６セント高。

　上海ゴムは買い優勢。午前１１時００分現在、指標限月の２０２４年５月限は、前営
業日比５元高の１万３９０５元となっている。

MINKABU PRESS

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