26日の東京株式市場は方向感が定まらない展開で、日経平均株価はプラス圏とマイナス圏を往来した。取引終盤に上値を慕う格好となり、結局小幅高で引けた。 大引けの日経平均株価は前営業日比51円82銭高の3万3305円85銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は10億4887万株、売買代金概算は2兆5632億円。値上がり銘柄数は923、対して値下がり銘柄数は667、変わらずは69銘柄だった。 きょうの東京市場は前日に続き様子見ムードの強い展開。前日の欧米株市場がクリスマスで休場だったことで、海外投資家の参戦が限られたこともあって、薄商いのなか方向感の見えにくい地合いだった。日経平均株価は前日終値を挟みマイナス圏とプラス圏の往来を続けたが、3万3000円台前半の狭いゾーンでの上下動に終始した。半導体関連株の一角が強く、全体相場の押し上げに寄与したほか、前日に急落した海運株も堅調で投資家のセンチメント改善に貢献した。一方、空運株や鉄道株に売られる銘柄が目立った。値上がり銘柄数が900を上回り、全体の過半を占めたが、前引け時点と比べ数は減っている。売買代金は2兆5000億円台と前日に続き盛り上がりを欠いている。 個別では、きょうも4000億円近い売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が高く、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>なども買いが優勢だった。任天堂<7974>、伊藤忠商事<8001>などもしっかり。gumi<3903>がストップ高に買われたほか、日本光電<6849>が急騰、リケンNPR<6209>も大きく買われた。Appier Group<4180>も商いを伴い大幅高。ギフトホールディングス<9279>も値を上げた。 半面、川崎汽船<9107>がやや売りに押されたほか、野村マイクロ・サイエンス<6254>も利益確定の動きが表面化した。霞ヶ関キャピタル<3498>が大きく値を下げ、ニデック<6594>も冴えない。三陽商会<8011>が急落、セルソース<4880>も下落した。小田急電鉄<9007>、ユーグレナ<2931>が下値を探り、高島屋<8233>も安い。 出所:MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。