【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高を受け て買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられえたが、ドル建て現物相場の 堅調や円高一服を受けて押し目を買われた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが56〜64円高、プラチナミニが 40.0〜53.0円高、プラチナスポットが2円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万4613枚、プラチナミニが 1090枚、プラチナスポットが4355枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援】 プラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援要因になった。リッチモンド連銀製造 業指数が予想外に悪化した。また5年債入札が好調な結果となった。米国債の利回りが 低下し、ドル安に振れた。一方、中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)が公 表した第14次5カ年計画の中間報告は内需を拡大し、迅速な景気回復を確かなものと し、安定成長の促進に努めるとの方針を示した。中国の工業部門企業利益が4カ月連続 でプラスとなっており、高値での買いが続くかどうかも確認したい。 プラチナ先限は11月1日以来の高値4473円を付けた。ニューヨーク高が支援要 因になった。円相場は1ドル=141円台前半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の997.86ドルから、ドル安を受け て堅調となった。 午前11時現在、プラチナは1000.46ドル、パラジウムが1159.50ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが979.61ドル、パラジウムが 1187.48ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。