2023年の金相場は3年ぶりの上昇相場になった。前年比(執筆時点)では 250.60ドル高であり、2010年以来の上げ幅になっている。4本値でみると、 年末価格と同時に年間最高値と年間安値も過去最高になる。価格レンジが切り上がって いることが確認できる。 年間を通じて米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ対応が上値を圧迫する場面が 見られたが、ディスインフレの進展もあり、米金利上昇・ドル高環境ながらも大きく値 を崩すことは回避された。年末に向けては漸く利上げ終了観測が強まり、一気に過去最 高値を更新している。中央銀行が昨年に続いて積極的な買いを行ったこと、更にウクラ イナ戦争が続いている状態で、中東で新たな戦争が始まったこともポジティブ。安全資 産に対する投資ニーズが強く、高値圏ながら需要も高止まりした。ただし、金上場投資 信託(ETF)の投資需要は売り越し傾向が目立った。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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