プラチナ午前=プラチナは反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りを売られたことが圧迫要因
になった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが107〜84円安、プラチナミニが
105.5〜88.0円安、プラチナスポットが143円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万4700枚、プラチナミニが
1348枚、プラチナスポットが6162枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはリスク回避が圧迫】
 プラチナはリスク回避の動きが圧迫要因になった。米連邦準備理事会(FRB)の利
下げ期待が強いが、積極的な利下げに懐疑的な見方が出ている。株式市場で利食い売り
が出て、ドルが買い戻された。
 2023年の米自動車販売台数は約1550万台と、22年の1390万台弱を抜い
て、コロナ禍前の19年以来の高水準に達する見込みであることが、コックス・オート
モーティブのまとめで明らかになった。新車需要が持続する中で、供給制約の緩和に伴
って各メーカーの増産態勢が整い、販売台数を押し上げた。ただ一部のアナリストは、
高金利が今年の需要に悪影響を及ぼすと警告している。好調な米自動車販売台数はプラ
チナ、パラジウムの支援要因になるとみられる。
 プラチナ先限は夜間取引で4390円まで下落した。円高が圧迫要因になった。日中
取引ではニューヨーク安を受けて4402円まで下落した。円相場は年末の1ドル=
140円台後半から143円台前半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の975.90ドルから、戻りを売られ
て軟調となった。
 午前11時現在、プラチナは972.11ドル、パラジウムが1066.00ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1006.71ドル、パラジウムが
1130.89ドル。
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