[今日の視点]貴金属=金が続伸、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はニューヨーク安を受けて軟調となろ
う。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は2.12ドル安の
2042.90ドル、銀が1セント高の2300セント、プラチナが13.97ド
ル安の953.00ドル、パラジウムは23.75ドル安の1040.50ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=144.64/66円で、前営業日の
大引け時点から0.86円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が9505円前後、銀は108.1円前後、プラチナは
4390円前後、パラジウムは5000円前後。
【NY金はドル高一服で押し目を買われる】
 金はきのうの海外市場では、予想以上の全米雇用報告が圧迫要因になったが、ドル高
一服を受けて押し目を買われた。
 金はドル高一服を受けて押し目を買われた。12月の全米雇用報告によると、民間部
門雇用者数は16万4000人増加と市場予想の11万5000人増を上回った。また
米新規失業保険申請件数は1万8000件減の20万2000件となり、労働市場のひ
っ迫を示した。ただ米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、ドル
高が一服した。
 12月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は47.6と
11月と同水準だった。速報値は47.0。好不況の分かれ目となる50を7カ月連続
で下回った。サービス業の低迷が続いており、ユーロ圏が景気後退(リセッション)入
りしていることを示唆している。ただ12月の独消費者物価指数(CPI)速報値は欧
州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比3.8%上昇し、市場予想と一致した。
伸び率は11月の2.3%から加速し、11月までの鈍化傾向が中断した。欧州中央銀
行(ECB)の利下げ期待も強いが、インフレ懸念が残ると、修正される可能性があ
る。
 銀はきのうの海外市場では、ドル高一服や金堅調を受けて押し目を買われた。
【NYプラチナは予想以上の全米雇用報告が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、予想以上の全米雇用報告を受けて売り優勢となっ
た。
 プラチナは予想以上の全米雇用報告が圧迫要因になった。12月の全米雇用報告によ
ると、民間部門雇用者数は16万4000人増加と市場予想の11万5000人増を上
回った。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が行き過ぎとの見方もあり、プラチ
ナに利食い売りが出た。
<今日の予定>
・独小売売上高 2023年11月(連邦統計庁)
・ユーロ圏消費者物価指数 2023年12月速報(EUROSTAT)
・ユーロ圏生産者物価指数 2023年11月(EUROSTAT)
・米雇用統計 2023年12月(労働省)
・米耐久財受注 2023年11月確報値(商務省)
・米製造業新規受注 2023年11月(商務省)
・米非製造業景況指数 2023年12月(ISM)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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